ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「ツヴァイクに到着!!」
「だな。にしても何だかすげえな・・。見た事も無い機械が一杯だ」
ツヴァイク武闘会前日、最初に着いたのはリーケルとルネだった。
正確に言えば、ガモリーは昨日すでに着いていたが。
町の中には『車』、『電車』、『バス』などが所狭しと走っており、さらにツヴァイクの町自体がかなり暖かくなっている。
「リーケル、オレはツヴァイクに来るのは初めてだが、お前はどうなんだ?」
「二度目だな。世界が七英雄に救われてから舞踏会に参加したんだ。父上や数人の部下と一緒にな。その際に、ツヴァイク~ファルス間で船の行き来が出来るようにしてもらった」
「そうだったのか」
「ちなみに、その時はまだこんな機械だらけじゃ無かったし、こんなに暖かくも無かった。ここから西の森に住む教授が、色々開発したって事だな」
「ふーん・・。いずれスタンレーやファルスもこんな感じになるのかな?」
「なるとしても、まだ大分先だろうさ。ツヴァイクと関係が深い所がやっぱり先だろう。例えばロアーヌとかピドナとか」
「ロアーヌは大分深いよなぁ。同盟も結んでるし。けど、ピドナは微妙だと思うぞ?」
「まあ大国同士、無駄な争いはしたくないだろうからな。世界で工業NO.1の国ツヴァイクと、世界で商業NO.1の国ピドナ。馬が合わないのは分かる」
「ロアーヌは軍事NO.1だぞ?」
「そこはアレだ。リーダー同士馬が合うって事で」
「なるほどな。違いない」
リーケルとルネは、ツヴァイク城の前にたどり着いた。
門の前に兵士が二人いる。
門は開け放たれている。
大会参加者への配慮だろう。
「大会の参加者か?」
「はい」
「では、中に入って看板の指示通りに進んでくれ。そこでエントリーを受け付けているから」
「分かりました。ありがとうございます」
二人は看板の矢印を参考に城の中を進んでいった。
途中で正面への道が無くなり、『男は右へ、女は左へ』と書かれている看板があった。
「ちぇ・・。女性とは会えないのかぁ・・」
「今は別に良いだろ?エントリーする時ぐらい」
「まあ、そうだけどさ」
指示に従って右へ進むと、長椅子が横一列に並んでいる所に来た。
そこで、他の選手が受付をしているようだ。
列は10箇所ぐらいあるが、それでもかなり人が並んでいる。
しばらく並んでいると、ようやく二人の番が来た。
「何名でご参加ですか?」
「何故人数を訊くのですか?」
「本日は兵舎に泊まっていただくのですが、大広間に人数分の広さを仕切り板で仕切っていまして」
「ああ、なるほど。では一人なら一人分の場所に、二人なら二人分の場所で寝泊りすると言う事ですね?」
「はい、そうです」
「私達は二人でエントリーします」
「お二人ですね。かしこまりました。それではお名前を」
「リーケルです」
「ルネだ」
「リーケル選手とルネ選手ですね。かしこまりました」
案内の人が、番号が書かれている札が付いた鍵を渡してきたので、リーケルが受け取った。
「番号は13番です。13番の札がかかっている所にお向かいください」
「分かりました」
「あと、お風呂に関してですが、大浴場とシャワールームがあります。24時間ご利用いただけますので、ご自由にお使いください」
「ありがとうございます」
二人はその場を後にした。