ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
『皆さん、私なんかがリーダーで良いのですか?』
《異議なしだ》
《異議なしじゃ》
《異議なしだよ》
《異議なしだな》
《だってよ。姉さん》
《これで自信が持てたんじゃないのか?》
《よろしく頼むぜリーダー》
ガモリーが目を覚ました。
不思議な夢でしたね。
私にこんな記憶は無いはずですが。
私が姉さん・・ですか?
もう少し眠っておけば良かったですかね?
そうすれば
もっと色々分かったかも知れません。
ガモリーは時間を確認した。
まだ時間には余裕があるが、また眠るほど時間は無い。
なので、ガモリーは外に出た。
まあでも、
クヨクヨしてても仕方ありませんよね。
さて・・と。
それでは行きましょうか。
ガモリーは会場へと向かった。
「ねえ、あなた名前は?」
「分からない」
「はっ?分からない?どう言う事?」
「俺には過去の記憶が無いんだ。気づいた時にはあの森にいた」
「じゃあ、自分が何者かも分からないって事か」
「そうだ」
「ふーん。そう言う事・・。じゃあ私が名前を決めてあげる」
「なに?」
「『あなた』の名前は『ユウ』。どう?悪くないでしょ?」
「ユウ?何故その名前にしたんだ?」
「『あなた』は『あなた』だから。例え過去の記憶を無くしたとしてもね。だから『ユウ』。どう?」
「どうって・・。正直・・悪くない」
「おっ!気に入ってもらえて良かった。じゃあ今日からよろしくねユウ」
「ああ、よろしく。えっと・・」
「うん?どうしたの?」
「なあ、アンタの名前は?」
「名前?そんなの聞いてどうすんのさ?」
「別に・・。ただ名前で呼びたいってだけで」
「ふふん♪なかなかカワイイとこあるじゃないのユウ」
「ぐっ・・!わ・・悪かったな!!」
「別に茶化した訳じゃ無いよ?だからそんなに気にすんなって」
「う・・うるさい!!」
「うふふふ!あはははは!!」
「もう良いよ。名前の事は諦める。じゃあ一体何て呼んだら良いんだ?」
「『お姉ちゃん』と呼んでよ」
「お姉ちゃん・・ね。分かったよ、お姉ちゃん」
「おっ!素直でよろしい」
ユウは目を覚ました。
何であの時の夢を
こんな時に見るんだ?
俺は
何だかんだで幸せだったんだな・・。
あなたはあなた・・か。
それに、『お姉ちゃん』
何故だろう?
今思えば、
お姉ちゃんと呼ぶのに
何の抵抗も無かった。
俺には姉がいるのか?
レオニード伯爵に会って
何か俺の事が分かるだろうか・・?
ユウは時間を確認した。
まだ時間には余裕があるが、また眠るほど時間は無い。
なので、ユウは外に出た。
まあ良い。
気にしてても始まらない。
さて・・と。
それじゃあ行くか。
ユウもほぼ同じタイミングで会場に向かった。
(ん~!)
(気持ち良い朝!!)
(他の皆は緊張してるみたい)
(心の声がだだ洩れだよ)
(まあ良っか)
(人は人)
(アタシはアタシ)
(それで良いよね?)
(それじゃあ出発!!)
ネビユが少し遅れて会場に向かった。
(おおお~)
(結構寝られたな)
(緊張で眠れないかと思った)
(オイラ成長してる?)
(ゴン、ミッチ)
(見ててくれよな!)
(オイラ頑張るから!!)
ウナガがさらに遅れて会場に出発した。
「うおーー!寝坊したーーー!!」
「ルネ!急いで準備だ!!」
「分かってる!!」
リーケルとルネは寝坊したようだ。
果たして会場に間に合うのか?