ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
会場までは案内の看板が何度もあったので、迷わず向かう事が出来た。
会場の入口でスタッフらしき人が二人待っていた。
「失格まであと1分です!急いで!!」
「うおおおお!!!!」
「ぬああああ!!!!」
リーケルとルネは思い切りダッシュした。
そして無事入口に到着した。
「これよりすぐに大会の説明に入ります。このリストバンドを身に着けてお待ちください」
「はあ・・はあ・・。ありがとうございます・・」
「あ、そうだ・・。部屋のカギは・・?」
「後ほど抽選の時に回収するのでご安心ください」
「わ・・分かった・・。サンキュ・・」
消え入るような声でお礼を言って、リーケルとルネは『紫色』のリストバンドをもらい、自分の腕に身に着けた。
二人が会場に入ると正面にリングが見え、その周りは選手で埋め尽くされていた。
上の方を見ると観客席があり、こちらも観客で埋め尽くされていた。
全体として見ると、広さは東京ドーム一個分ぐらいか。
二人がそれらを確認するとすぐに、会場全体が暗くなった。
そして、照明が一ヶ所に照らされた。
そこは観客席と観客席の間にある舞台のような所だった。
光が照らされた所に、一人の男が現れた。
その男は全身紫のスーツで統一していた。
「レディース&ジェントルマン!!ただいまより、第5回ツヴァイク武闘会を開催いたします!!俺は司会者であり、解説者であり、審判でもあり、盛り上げ役でもあるタバタ(田端)だ!知ってる奴も知らない奴もよろしく!!」
「おおおおおおお!!!!」
その男がマイクを使って大声で叫ぶと、観客席から歓声が上がった。
「七英雄が世界を救うまでは団体戦だった!それは世界を救ってくれるのは『個人』ではなく、『団体』だと判断したからだ!世界を救うためには『チームワーク』が必要不可欠だと思っていたからだ!そして、大会で優勝した七英雄が世界を救い、それが正しかったと証明された!その後は二年ほど大会を中止にして色々議論をかわし、これからは個人を尊重すべきと言う考えから個人戦に変更された!」
一度男は言葉を止めた。
「だが、またモンスターが現れ始めたとの情報もある!『ならば再び団体戦に戻すべきでは?』と思われるかも知れないが、それは違う!ここに集まった強力な個人が手を取り合い、一つのチームが生まれる!ツヴァイク公はそう信じているからだ!!」
「おおおおおお!!!!」
「今大会には291(憎い)名が参加してくれた!憎いねぇコノコノ!!」
「ははは!!!」
このダジャレに観客がそこそこ笑った。
「男女別で分けると、男が253名、女が38名だ。参加してくれた皆、ありがとう!!」
「おおおおおお!!!!」
「女性の参加者も結構増えてきたな!今後は男女を分けて大会を開くかも知れない!つまりだ。男女混合の大会はこれが最後になるかも知れない。参加した奴らは自分を誇って良いぞ!!そして、今日ここにやって来た観客もな!!」
「おおおおおお!!!!」
「・・と言う訳で、以上で開会式を終了するぞ!続いて、コイツらの登場だ!!」
舞台上の何か所からか煙のような物が溢れ、舞台上が真っ白になり、タバタの姿も見えなくなった。