ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
Cチーム男子
「俺は絶対に勝ちたい!だから皆、私に協力してもらえないだろうか?」
男が37人もいれば1人は必ずいそうな、優秀そうな男が言った。
年齢は20台前半と言った所か。
「はいはーい!もちろん協力するよ!!」
「ありがとう!礼を言うよ。君の名前は?」
「オイラ、ウナガ!よろしく!!」
「ああ!こちらこそ!私は・・」
ウナガはチームの中にうまく溶け込んだようだ。
(しゃ~ね~な・・)
(本選に残るためだもんな)
一方、ルネの方はあまり乗り気では無さそうだ。
(リストバンドの色で)
(おそらくオレ達が勝つ事になってるんだろうけど)
(確証は無いからな)
(ここは優秀な奴に任せるぜ)
ルネもチームに溶け込む事にした。
Cチーム女子
「それでは皆さん、よろしくお願いしますね」
「任せて!!」
ここはガモリーがきっちりと女性陣をまとめていた。
そしてついに、綱が両方に置かれた。
各チームはそれぞれの位置に陣取った。
やはり、どのチームも女性陣が前、男性陣が後ろと言う陣形(?)を取っている。
「それでは準備は良いか?!」
タバタが言った。
どうやら最初に言った通り、タバタが審判もやるらしい。
「始め!!!!」
「どおりゃああああああ!!!!!」
勝負は一瞬で着いた。
AチームとCチームが勝ったのだ。
AチームとCチームの選手達は喜びを爆発させた。
「勝者、AチームとCチーム!!この2チームのメンバーは三次予選に進出だ!!」
BチームとDチームのメンバーが言い争いをしているようだ。
どうやら責任を押し付けあっているらしい。
「おい!そこの負け犬ども!三次予選の前だからな!約束通り、そのリストバンドの色が変わった理由を教えてやる!そのリストバンドはなぁ、身に着けると、ある一定の能力がある奴の色を青に、無い奴の色を赤に変えるんだ!」
選手達が黙った。
「つまりだ。俺もある一定の能力があるってこったな。俺のスーツはそのリストバンドと同じように作られているからよ!でだ、じゃんけんの時は青だったけど、今は赤の奴も結構いるだろう。そう言う奴はな、じゃんけんに勝ったメンバーの能力が上位男74人と女18人を青、それ以外を赤で分けるようにしたんだ!これが何を意味するか、もう分かるよな?」
選手達は何も言い返せなかった。
「赤のリストバンドのチームは、すでに負ける事が決まっていたって事さ!分かったら敗者はさっさと去るんだな!!」
BチームとDチームのメンバーは空しく去って行った。
「また来年待ってるぜ!その時までにさらに力を磨く事だな!!」
去っていく選手達に、タバタがエールを送った。
タバタが勝ち上がった選手の方を向くと、選手達がポカンとしていた。
「ん?『俺がエールを送るなんて信じられない』って顔をしてるな?俺を冷たい奴だって思ってたか?実力が無い奴を貶したと思ってたか?違うな。俺は実力が無い奴を貶したんじゃなくて、『実力が無い癖に、あると思っている奴』を貶したんだ。実際そうだろ?じゃんけんの時は自分の判断力が無かったから負けた。なのに、『じゃんけんで強さを測るな』と文句を言った。綱引きの時はどうだった?負けたのを人のせいにしてやがった。自分だってリストバンドの色が赤だった訳だからほとんど変わらないってのによ」
選手達が頷いた。
「自分の弱さを認めた奴を俺は貶したりしねえ!だからアイツらには最終的にエールを送ってやったのさ!アイツらは『自分の弱さを認めた』みたいだったからな!これで満足か!?」
タバタは恥ずかしそうに笑った。