ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 予選⑪

どうやらタバタは、自分が『良い奴』だと、あまり思われたくないのかも知れない。

 

「一応な、救済処置も無かった訳じゃ無かったぜ?それが無きゃ、結果が分かってるんだから、こんな予選やらなくても良いって思うよな?『ジャイアントキリング』ってのがあるだろ?あれが出来ない訳じゃ無かった。じゃんけんは三分の一で勝てるんだし、綱引きはロープを斜め上に引く、重心を低く保つ、チーム全員でタイミングを合わせて引く・・。そう言った事を考えれば決して勝てない相手じゃ無かった。要は『チームワークと頭を使え』って事だな。けどまあ結局は、参加者全員が自分本位だったから負けた。アイツらの心が弱くなけりゃ決してそうはならなかった。だからこの結果は、結局は必然だったって事になるな」

 

選手達はいつの間にかタバタの話に聞き入っていた。

 

「さて・・と。遅くなっちまったが、二次予選通過おめでとう!それじゃあすぐに三次予選に移るとしようか!皆、リングから降りてこっちに来てくれ!!」

 

と言って、タバタはリングの下に降りて、すぐ横のスペースに向かった。

そこの地面には、白いラインが引いてある。

 

「これを見れば、何をやるか分かる奴もいるだろう!三次予選の種目は50メートル走だ!!ゴールは真っすぐ行った向こうにある線だな!!」

 

ユウ「50メートル走か」

 

ウナガ「50メートル走かぁ」

 

ガモリー「50メートル走ですか」

 

リーケル「50メートル走ねぇ・・」

ルネ「50メートル走かよ」

 

ネビユ「50メートル走なんだ」

 

50メートル走に、特に悪い印象の奴はいないようだ。

 

「ここからが本当の個人戦だ!ちなみに最終予選に出られるのは、92名中、成績上位24名だ!!24名とエイト戦士'sを含めた計32名が、最終予選に挑む事になるな!」

 

選手達は喜んだ。

やっと自分の力が発揮できるのだ。

 

「ただし、他の選手の邪魔をしたりしたら失格だ!その辺はリストバンドが判断してくれる!あと、時間も細かい所までリストバンドが計ってくれるから、上位24名は確実に選ぶ事が出来るぜ!それじゃあ4人ずつ、適当に入ってくれ!!」

 

選手達は言われた通りにした。

50メートル走だろうと何だろうと、自分の力を信じる事にしたのだ。

 

順番だが、こう言うのは最初の方が避けられる物だが、6人はむしろ早く終わらせたいようだった。

 

ユウ「さっさと終わらせよう」と言う事で1組目。

 

ウナガ「あんまり待ちたくないな」と言う事で3組目。

 

ガモリー「いつでも大丈夫です」と言う事で22組目(ラストの1組手前)。

 

リーケル「ルネ、一緒に走るのはやめておこう」と言う事で7組目。

ルネ「当たり前だ」と言う事で8組目。

 

ネビユ「皆の心の声が聞こえるよ・・。緊張してる。あんまり聞きたくないから早めに 

    終わらせよっと。それに、早く終わらせてガモリーさんと話もしたいし。今も

    残ってれば・・だけど。残ってるよね?」と言う事で2組目。

 

と言う訳で、6人はうまい具合に一緒に走るのを避ける事が出来た。

早速、ユウが挑戦だ。

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