ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「1組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」
ユウはスタートダッシュに成功した。
スタートした瞬間に他の三人とは大きく差が開いた。
そのままスピードを下げずゴールした。
一着でゴールすれば良いって話でも無いからな。
最後まで手は抜かない。
ユウは徹底していた。
「は・・速ええ・・」
待機している選手達は言葉が出なかった。
(うはぁ・・)
(すごい人だ)
(余裕で一位だったけど)
(それでも気を緩めてないみたい)
(アタシも負けてられないぞ!)
ネビユが気合を入れた。
「2組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」
ネビユもスタートダッシュに成功した。
相手が男だろうと問題にせず、かなり差を広げて一位でゴールした。
(イタズラして)
(良く男の子に追いかけられたっけ・・)
(その度にお母さんに怒られて・・)
(お母さん・・)
(でもそのおかげで)
(足が速くなったんだけどね)
ネビユは暗くなりそうな所をグッとこらえた。
(おおお・・)
(女の子なのに速いなぁ・・)
(オイラはじゃんけんだけじゃなく)
(かけっこや鬼ごっこでも)
(ゴンやミッチには負けた事無いんだ)
「3組目、準備は良いか!?」
(だからある時から)
(『どうせオイラが勝っちゃうから』って)
(鬼ごっこをやらなくなったけど)
(ミッチがあんなに速かったら)
(『ウナガ捕まえた!』)
(捕まっちゃった!てへっ)
(とかって出来たかもなぁ)
「位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」
「あっ、しまった!!」
ウナガが色々想像を楽しんでいたせいで出遅れてしまった。
「うぬおおおおお!!!!!」
ウナガが遅れを取り戻すべく、猛スピードで猛追した。
そして、残り5メートルほどで三人を追い抜いた。
(はあ・・はあ・・!!!)
(一位には・・なったけど・・)
(まずいかもね・・)
(ごめんミッチ)
(変な事考えて・・)
ウナガは反省した。
それから4組目、5組目と終わった時、リーケルは気づいた。
(おお~!!!!)
(隣が美人な女性だ!!)
(これはチャンス!!)
(同じペースで走って)
(お嬢さんに見とれて)
(つい同じスピードで走っちゃいました)
(って出来そうだ!!)
リーケルは心の中でほくそ笑んだ。
(ん・・?)
(まずい!!)
(リーケルの隣に美人な女がいやがる)
(こうなると)
(『お嬢さんに見とれて)
(つい同じスピードで走っちゃいました』)
(とかってやりかねん!)
(こうなったら・・)
「タバタさん!ちょっと良いか?」
「ん?何だ?」
「順番を入れ替わる事って出来るか?」
「ああ。別に構わんよ。相手がOKしたんならな」
「サンキュー」
ここで6組目がスタートした。
「お嬢さん、ちょっと良いか?」
「えっ!?あ、はい!!」
ルネがリーケルの隣の女性に話しかけた。