ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

129 / 198
ツヴァイク武闘会 予選⑫

「1組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」

 

ユウはスタートダッシュに成功した。

スタートした瞬間に他の三人とは大きく差が開いた。

そのままスピードを下げずゴールした。

 

 

一着でゴールすれば良いって話でも無いからな。

 

 

最後まで手は抜かない。

 

 

ユウは徹底していた。

 

「は・・速ええ・・」

 

待機している選手達は言葉が出なかった。

 

(うはぁ・・)

 

(すごい人だ)

 

(余裕で一位だったけど)

 

(それでも気を緩めてないみたい)

 

(アタシも負けてられないぞ!)

 

ネビユが気合を入れた。

 

「2組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」

 

ネビユもスタートダッシュに成功した。

相手が男だろうと問題にせず、かなり差を広げて一位でゴールした。

 

(イタズラして)

 

(良く男の子に追いかけられたっけ・・)

 

(その度にお母さんに怒られて・・)

 

(お母さん・・)

 

(でもそのおかげで)

 

(足が速くなったんだけどね)

 

ネビユは暗くなりそうな所をグッとこらえた。

 

(おおお・・)

 

(女の子なのに速いなぁ・・)

 

(オイラはじゃんけんだけじゃなく)

 

(かけっこや鬼ごっこでも)

 

(ゴンやミッチには負けた事無いんだ)

 

「3組目、準備は良いか!?」

 

(だからある時から)

 

(『どうせオイラが勝っちゃうから』って)

 

(鬼ごっこをやらなくなったけど)

 

(ミッチがあんなに速かったら)

 

(『ウナガ捕まえた!』)

 

(捕まっちゃった!てへっ)

 

(とかって出来たかもなぁ)

 

「位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」

「あっ、しまった!!」

 

ウナガが色々想像を楽しんでいたせいで出遅れてしまった。

 

「うぬおおおおお!!!!!」

 

ウナガが遅れを取り戻すべく、猛スピードで猛追した。

そして、残り5メートルほどで三人を追い抜いた。

 

(はあ・・はあ・・!!!)

 

(一位には・・なったけど・・)

 

(まずいかもね・・)

 

(ごめんミッチ)

 

(変な事考えて・・)

 

ウナガは反省した。

 

それから4組目、5組目と終わった時、リーケルは気づいた。

 

(おお~!!!!)

 

(隣が美人な女性だ!!)

 

(これはチャンス!!)

 

(同じペースで走って)

 

(お嬢さんに見とれて)

 

(つい同じスピードで走っちゃいました)

 

(って出来そうだ!!)

 

リーケルは心の中でほくそ笑んだ。

 

(ん・・?)

 

(まずい!!)

 

(リーケルの隣に美人な女がいやがる)

 

(こうなると)

 

(『お嬢さんに見とれて)

 

(つい同じスピードで走っちゃいました』)

 

(とかってやりかねん!)

 

(こうなったら・・)

 

「タバタさん!ちょっと良いか?」

「ん?何だ?」

「順番を入れ替わる事って出来るか?」

「ああ。別に構わんよ。相手がOKしたんならな」

「サンキュー」

 

ここで6組目がスタートした。

 

「お嬢さん、ちょっと良いか?」

「えっ!?あ、はい!!」

 

ルネがリーケルの隣の女性に話しかけた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。