ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 予選⑬

「済まないが、順番を変わってもらえないだろうか?」

「えっ?ええ!どうぞどうぞ!!順番が一つ変わるぐらい何て事ありませんから」

 

女性は顔を赤らめて答えた。

ここでその女性とルネが入れ替わった。

リーケルは驚きの表情を見せている。

 

「サンキューお嬢さん」

「ああ・・いえ・・。あの・・。出来ればお名前を・・」

 

(面倒くさい事になりそうだが)

 

(順番を変わってもらったからな)

 

(今回は仕方ねえ・・)

 

「ルネだ」

「ルネ様・・。素敵なお名前・・」

 

その女性は目がハートになっていた・・。

 

「何のつもりだよルネ!?俺とは走らないんじゃ無かったのか?!」

「気が変わった。たまには、お前と本気の勝負をしたいと思ってね。以前はオレの方がかなり足が速かった。今はどうか試したいと思わんのか?」

「それはまあ、そうだな」

「だろ?」

「よっしゃ!!じゃあ特訓の成果を見せてやる!!」

 

(特訓・・?)

 

(走る特訓なんてしてたのか・・?)

 

ルネは首を傾げた。

 

「7組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」

「うおおおおお!!!!」

「ぬおおおおお!!!!」

 

スタートは互角!

どちらもスタートダッシュに成功した。

が、ここから差が広がるだろう・・と、ルネは考えた。

 

(なに!?)

 

どう見ても、リーケルが真横にいる。

 

(馬鹿な!?)

 

(リーケルの奴)

 

(こんなに足が速かったか!?)

 

二人はほぼ同時にゴールした。

 

「はあ・・はあ・・。どっちが・・勝った・・!?」

 

二人は周りを確認したり、リストバンドを見たりした。

だが、どちらが勝ったか証明する物は何も無かった。

 

「そ・・そうか・・。最終的な・・上位24名が・・分かるだけで・・、レース内で・・誰が・・何位とかは・・分からないのか・・」

「ちっ・・。どうやら・・そのようだな・・」

「はあ・・はあ・・どうだルネ・・?俺の特訓の・・成果は・・?」

「ぜえ・・ぜえ・・。い・・いつの間に・・そんなに速く・・なったんだ・・?」

「よっしゃ!!・・おえ・・。いかんいかん・・。つい無理をして・・しまった・・」

「どんな特訓したかは知らんが・・恐れ行ったぜ・・」

「ありがとなルネ・・!おかげで・・自分に自信が持てたよ・・」

「フン・・。余計なお世話だ・・。オレももっと特訓しないと・・な」

 

(にしてもコイツ・・)

 

(やっぱり本気になったら)

 

(女にモテるんじゃねえの?)

 

(何でそれがいつも出来ねぇんだろうな?)

 

(コイツのために言うべきだろうか?)

 

ルネは悩んだ。

リーケルの女性に対する態度は、もはや病気みたいな物の気もするので、言っても無駄な気もするからだ。

 

それから8~21組目が終わった・・。

 

「ねえ、あなたガモリーさん?」

 

その間中、綱引きでCチームだった女性メンバーが走ってくると、ネビユはひたすら名前を尋ねていた。

 

(う~・・まずい・・)

 

(あと二組しかいないじゃない)

 

(おまけに最後のメンバーは全員男)

 

(つまり)

 

(女性は後一人だけだ)

 

(あの人がガモリーさんじゃ無かったら)

 

(もう負けて帰ってる頃だよね・・)

 

(ああ~!どうしよう!!)

 

ネビユは頭を抱えた。

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