ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
やっと私の番ですね。
一方、ガモリーはやっと自分の番が回って来た。
どこでも良いと思い何度も列に入ろうとしたが、その度に横入りされたので譲っていたら、結局こんな番まで来てしまったのだ。
ちなみにラストの男4人は、『ラストは絶対に譲れない!』と言う強い意志を感じた。
「22組目、準備は良いか!?位置について、ヨーーーーイ・・スタート!!」
ガモリーは何だかフワッとしたスタートを見せた。
その後もフワッとした感じの走りに見えたが、余裕を持って一位でゴールした。
このくらいでしょうか・・。
加減が難しいですね。
ですがこれ以上手を抜くと
勝ち上がれませんからね。
ガモリーはこう思った。
あまり速く見えなかったので、ガモリーに注目した人間はいなかった。
ただ一人を除いて・・。
(大分手を抜いてるの!?)
(あれで?!)
それはネビユだった。
(あの人がガモリーさんだったとしたら)
(どんだけ速いんだって話だよ・・)
(でも、ガモリーさんっぽいね)
そう思いながら、ネビユは恐る恐るガモリーに近づいた。
「あの・・。あなたガモリーさん?」
「はい、そうですけど?」
(やっぱり~~~!!!!)
「私に何か御用ですか?」
「あの、えっとね・・」
そうこうしている内に、最後の組が走り終えた。
「あちゃ~・・。時間が無さすぎる・・。ゴメンなさいガモリーさん。あなたに協力して欲しい事があるんですけど、今は話す時間が無いので」
ネビユは自然と敬語になっていた。
ガモリーに一目も二目も置いたのだ。
「そうですね。おそらくすぐに結果発表ですから。どうやらかなり深刻な事のようですね」
「へっ?どうしてそう思うのですか?」
「あなたの表情がそれを物語っています。大丈夫ですよ。私は決して逃げたりはしませんから」
「ありがとうございます。あなたを信じますね」
「はい」
ガモリーはニコっと微笑んだ。
「さてと・・。23組全てが走り終わったな。では結果発表!!お前達が身に着けているリストバンドに注目だ!!」
タバタがゴール付近までやって来て言った。
タバタが言った通り、選手は一斉に自分が身に着けているリストバンドに注目した。
すると・・。
「あっ!!」
何人かの選手が一斉に反応した。
リストバンドが勝手に自分の腕から外れたのだ。
「言ったよな?リストバンドが勝手に外れる・・それはすなわち、『武闘会で負けた時』だと!!」
リストバンドが外れた選手達は悔しがった。
一方、6人の結果は・・。
皆、リストバンドが身に付いたままだ。
ユウ「当然の結果だな」
ウナガ「良かったぁ!何とかなったぞ」
ガモリー「当然の結果です」
ネビユ「そ・・そうですね!」
リーケル「よっしゃ!やったなルネ」
ルネ「ああ!お互いな!!」
全員三次予選を通過した。
「だがお前達は、ここまで勝ちあがって来た事を誇りに思って良いぜ!来年待ってるからな!!また必ず来てくれよ!!」
二次予選の時に同じメンバーで、三次試験を通過できなかった選手達の一部が6人に挨拶をしに来た。
6人もそれに答えた。
特に、ウナガに対して挨拶に来た選手が多かった。
ウナガがそれだけ親しみやすかったと言う事だろう。
なお、ルネに50メートル走で順番を譲った女性も残念ながら落ちてしまったようで、ルネに挨拶しに来た。
流石に無視するのはまずいと思い、ルネも軽く挨拶を返した。
「もっと優しくしても良いんじゃないのか?」
「悪いなリーケル。オレは自分が好きになった人以外には興味が無いんだ」
「そうか~・・。あんな美人なのにもったいない・・」
(やっぱりいるんだな・・)
(好きな人・・)
(けど・・絶対に訊けない)
(ルネがキレると怖いからな・・)
リーケルは少し汗をかいた。