ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「ではここに残った24名の皆!お前達はいよいよ『エイト戦士’S』への挑戦権を得た訳だ!!男女比は見て分かる通り、男22名、女2名だな!今の内にしっかりメンバーの顔を見ておくが良い!!」
選手達はお互いの顔を見た。
「あれ?あの子・・」
「どうしたリーケル?」
「あの子、確かどこかで・・」
「ん?」
ルネもリーケルと同じ方向を見た。
そこにはガモリーとネビユがいる。
「ああ!銀髪の奴か。おとといの夜、キドラントの宿の受付で見たな!」
「それだ!!」
リーケルは納得したようだ。
「あんなに美人なのに、ここまで残れるんだ。すごい女性だな・・」
「それを言うなら、隣の奴だって残ってるじゃね~か。アイツも美人の部類だろ?」
「それは確かに・・」
「さらに言えば、オレ達も残ってるぜ?」
「それは確かに」
「結論を言えば、『オレ達もすごい』って事になるぜ?」
「それは確かに!!」
リーケルが何故か感動した。
「最終予選は4人ずつによるバトルロワイヤルだ!!ここからは全力で戦うと死人が出る可能性が出てくる!が、これはあくまで武闘会なので、命のやり取りは避けたい!そこで発案されたのが、教授が造った『バーチャルの世界』だ!!バーチャルの世界に自分のデータを送り込み、そのデータが戦う事で、本人は無傷で戦いを終える事が出来るんだ!」
選手達から感嘆の声が上がった。
「と言う訳で、リングに注目だ!!」
言われた通りリングの方を見ると、リングの中央に穴が開き、下から何かがせりあがって来た。
どうやらでかいテレビのようだ。
テレビが四つ、正方形の形で現れた。
これで、東西南北どの方向からも映像が見られるようになった。
「この画面じゃ良く分からんって観客も心配するな!そのために、観客の上にもでかいスクリーンを用意したからな!!」
タバタが言った通り、観客のいる場所の上にも、東西南北それぞれの位置にでかいスクリーンが現れた。
これならばどこから見ても、迫力のある戦いが見られるだろう。
リング上のテレビ付近に目を戻すと、いつの間にかテレビの近くに箱を持ったスタッフが2名と、エイト戦士’Sがいた。
「今からあの箱の中から、各人一つずつ腕時計みたいな奴を取って、リストバンドとは反対の腕に身に着けてくれ!!その腕時計もどきには、A~Hの8つのどれかのブロックのデータが入っていて、テレビに入った瞬間、そのブロックの場所に移動する事になっているのだ!」
「テレビに入る・・だって!?」
選手達が驚きの声を上げた。
「そうだ!腕時計もどきの機械を身に着けていれば、あそこのテレビに入れてしまうんだ!!ちなみにテレビ画面に現れた奴はお前達本人では無くて、あくまで本人らと全て同じ能力のデータなんだけどな!で、本人自体は、決着が着くまで安全な場所で眠った状態で待機している事になってるんだ!『絶対に』安全だからな!女性陣も安心して良いぞ!!」
ガモリーとネビユはお互いの顔を見て笑った。
自分達しか女性はいないからだ。
タバタの説明はまだまだ続きそうだ。