ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 予選⑱

「続いてCブロックを見てみるか!!ん・・、何だこれは?!テレビが壊れてやがるのか?!」

 

Cブロックの映像は真っ暗になっていて、何も見えない。

 

「壊れてないのか?!こんな場所がこの世界にあるって事なのか!?こんな真っ暗な世界が?」

 

タバタも混乱している。

 

「いけにえの穴・・?ここはキドラントにある『いけにえの穴』の最深部らしいぜ!今スタッフに聞いたんだ!こんな所、絶対に行きたくないよな!」

 

 

いけにえの穴?

 

 

この世界にはそんな場所があるのか。

 

 

Cブロックにはユウがいた。

当然、ユウにも何も見えていない。

 

 

こんな真っ暗じゃ

 

 

他の奴もどこにいるか分からないからな。

 

 

今は様子を見て・・

 

 

「うわ!!!!!」

「ぐは!!!!!」

 

 

うぐっ!?

 

 

な・・何だ!?

 

 

攻撃されたのか!?

 

 

その時、ユウの背中に何かが刺さった。

痛みがあった所を触れてみると、何かがあった。

ユウはそれを引っこ抜いた。

 

 

これは矢か?!

 

 

一体どうやって俺達の位置が分かったんだ!?

 

 

今の叫び声はほぼ同じタイミングで聞こえた。

 

 

つまり三人とも同時に攻撃された事になるが・・。

 

 

となると、でたらめ矢か・・?

 

 

そう言えば聞いた事がある。

 

 

暗闇状態に陥った時にでたらめ矢を使用すると、

 

 

『心眼でたらめ矢』と言う確実に当たる特殊な技になると。

 

 

これがそうなのか・・?

 

 

「うわあああああ!!!!!」

「がああああああ!!!!!」

 

さっきよりも数倍大きな叫び声が立て続けに聞こえた。

今度は叫び声のタイミングに少しずれがあった。

 

 

またか!

 

 

だが

 

 

俺には攻撃が来ないぞ?

 

 

これは一体・・?

 

 

そうか!

 

 

さっきの悲鳴で

 

 

他の奴の大体の位置が分かったから

 

 

攻撃できたって事か!

 

 

なら俺は大丈夫なはずだ。

 

 

俺は声を上げなかったからな。

 

 

「おっと!Cブロックから一人こちらに戻って来たぞ!!リストバンドが外れていると言う事は、負けたと言う事だな!!しかし、相変わらず真っ暗で何が起こっているのか全く分からん!!」

 

タバタの声がユウに聞こえた。

 

 

今の攻撃で一人やられたのか。

 

 

やった奴には俺の場所が分かっていない。

 

 

だが、

 

 

俺も奴の場所が分からない。

 

 

状況はイーブンだ。

 

 

ならば

 

 

こちらから仕掛けさせてもらう!!

 

 

ユウは術の詠唱を始めた。

 

「仕方が無いな」

 

タバタが頭をかいた。

 

「Cブロックは全然状況が分からないから後回しだ!続いてDブロックを見てみるか!Dブロックはどこかの森だ!この感じは『シノンの森』だな!さて、ここには誰がいるかな?おお!!」

 

タバタが興奮した。

ちょうどソウスケが映ったからだ。

これに観客も歓声を上げた。

 

「Dブロックにはソウスケ選手がいるな!!3年連続準優勝した男だ!今回は確実に優勝を狙っているだろう!!だが、ここは木が邪魔でなかなかターゲットが見つから無さそうだな!」

 

実際、ソウスケ自身も木に身を隠しながら動いているので、簡単には見つかりそうに無い。

これは長期戦が予想される。

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