ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
Fブロック 海底宮
(う~ん・・)
(イマイチかな)
今、シノと選手の一人の戦いが終わった所だ。
ネビユはシノの実力を見てそう思ったのだ。
(やっぱりセイマさんと比べると)
(見劣りしちゃうよね)
(セイマさんが凄すぎるだけかも知れないけど)
そんな風に考えている時、後ろから別の選手がゆっくりと接近していた。
ネビユは気づいていない。
(今だ!!)
ネビユに十分接近した選手は、ネビユに攻撃を仕掛けた。
だが、ネビユはその攻撃をヒョイとかわした。
「心の声がだだ洩れだよ!ハイパーハンマ―!!」
ネビユはかわした動きから、そのまま攻撃に転じた。
体当たりを受けた選手は、シノがいる方に吹っ飛ばされて消えて行った。
当然、それによりシノに気づかれる事になった。
(あちゃ~)
(やっちゃった)
(ついうっかり・・)
仕方なくネビユはシノの前に姿を現した。
「まさか、そこにずっと隠れていたのですか?」
教授らしい丁寧な言葉遣いだ。
「はい、そうです。あなたの戦いぶりも見てました」
「これは驚きました。全く気づきませんでしたよ。気配を消すのがうまいのですね」
「それってひょっとして、私に存在感が無いって言ってます?」
「あ、いや、そんなつもりじゃ・・」
「良い度胸ですね。それじゃ行きますよ!!」
(やっぱり、この人の実力は)
(自分で確認した方が)
(断然早いよね!!)
ネビユがシノに向かって突撃した。
Aブロック ルーブ山地
「シンベエ選手、二人目も撃破!このまま一番最初に最終予選を突破しそうだな!」
タバタが嬉しそうに叫んだ。
今までの彼の実況から察するに、彼はどうやらエイト戦士’Sのファンらしい。
誰が一番かは分からないが・・。
「やはりルーブ山地は遮る物が少ないので隠れる事が出来ない!おまけに、上の方にいれば山全体を見渡せる事が出来る!!これはターゲットを探すのにかなり有利だろう!!」
実際、すぐ後にシンベエは最後の選手と対峙した。
Dブロック シノンの森
「全員出てこい!!俺はここだ!!!!」
ソウスケが大声で叫んだ。
ずっと選手を探し続けて疲れてしまったようだ。
「俺はここだぞ!!さあ、全員でかかってくるが良い!!」
声に引き寄せられたのか、選手が三人ともソウスケの前にやって来た。
「おっと!!これはソウスケ選手VS三人の構図になりそうだ!!ソウスケ選手はどうしのぐ!?」
タバタが実に楽しそうだ。
Bブロック 氷銀河
(おっ?)
ルネが素早く移動していると、選手の一人が見つかった。
おまけに、相手はルネに気づいていない。
(思ったより)
(コブンゴってのが手強そうだからな)
(ここは省エネで行かせてもらうぜ!)
ルネは十分に選手に接近した。
「チャージ!!」
「な・・なに!?」
選手がルネに気づいた時にはすでに遅かった。
選手はルネの体当たりをモロに受けた。
「うわあああああ!!!!」
選手は叫び声を上げて消えて行った。
「・・来たか」
ルネの所に、コブンゴがやって来た。
どうやら、ルネの戦いぶりを見ていたようだ。
「お前、やるなぁ」
「どうも」
二人が身構えた。