ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

139 / 200
ツヴァイク武闘会 予選㉒

Fブロック 海底宮

 

(う~ん・・)

 

(イマイチかな)

 

今、シノと選手の一人の戦いが終わった所だ。

ネビユはシノの実力を見てそう思ったのだ。

 

(やっぱりセイマさんと比べると)

 

(見劣りしちゃうよね)

 

(セイマさんが凄すぎるだけかも知れないけど)

 

そんな風に考えている時、後ろから別の選手がゆっくりと接近していた。

ネビユは気づいていない。

 

(今だ!!)

 

ネビユに十分接近した選手は、ネビユに攻撃を仕掛けた。

だが、ネビユはその攻撃をヒョイとかわした。

 

「心の声がだだ洩れだよ!ハイパーハンマ―!!」

 

ネビユはかわした動きから、そのまま攻撃に転じた。

体当たりを受けた選手は、シノがいる方に吹っ飛ばされて消えて行った。

当然、それによりシノに気づかれる事になった。

 

(あちゃ~)

 

(やっちゃった)

 

(ついうっかり・・)

 

仕方なくネビユはシノの前に姿を現した。

 

「まさか、そこにずっと隠れていたのですか?」

 

教授らしい丁寧な言葉遣いだ。

 

「はい、そうです。あなたの戦いぶりも見てました」

「これは驚きました。全く気づきませんでしたよ。気配を消すのがうまいのですね」

「それってひょっとして、私に存在感が無いって言ってます?」

「あ、いや、そんなつもりじゃ・・」

「良い度胸ですね。それじゃ行きますよ!!」

 

(やっぱり、この人の実力は)

 

(自分で確認した方が)

 

(断然早いよね!!)

 

ネビユがシノに向かって突撃した。

 

 

 

Aブロック ルーブ山地

 

「シンベエ選手、二人目も撃破!このまま一番最初に最終予選を突破しそうだな!」

 

タバタが嬉しそうに叫んだ。

今までの彼の実況から察するに、彼はどうやらエイト戦士’Sのファンらしい。

誰が一番かは分からないが・・。

 

「やはりルーブ山地は遮る物が少ないので隠れる事が出来ない!おまけに、上の方にいれば山全体を見渡せる事が出来る!!これはターゲットを探すのにかなり有利だろう!!」

 

実際、すぐ後にシンベエは最後の選手と対峙した。

 

 

 

Dブロック シノンの森

 

「全員出てこい!!俺はここだ!!!!」

 

ソウスケが大声で叫んだ。

ずっと選手を探し続けて疲れてしまったようだ。

 

「俺はここだぞ!!さあ、全員でかかってくるが良い!!」

 

声に引き寄せられたのか、選手が三人ともソウスケの前にやって来た。

 

「おっと!!これはソウスケ選手VS三人の構図になりそうだ!!ソウスケ選手はどうしのぐ!?」

 

タバタが実に楽しそうだ。

 

 

 

Bブロック 氷銀河

 

(おっ?)

 

ルネが素早く移動していると、選手の一人が見つかった。

おまけに、相手はルネに気づいていない。

 

(思ったより)

 

(コブンゴってのが手強そうだからな)

 

(ここは省エネで行かせてもらうぜ!)

 

ルネは十分に選手に接近した。

 

「チャージ!!」

「な・・なに!?」

 

選手がルネに気づいた時にはすでに遅かった。

選手はルネの体当たりをモロに受けた。

 

「うわあああああ!!!!」

 

選手は叫び声を上げて消えて行った。

 

「・・来たか」

 

ルネの所に、コブンゴがやって来た。

どうやら、ルネの戦いぶりを見ていたようだ。

 

「お前、やるなぁ」

「どうも」

 

二人が身構えた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。