ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 予選㉔

「さあて各ブロック、クライマックスに近づいている模様だ!Eブロックは3人生存、DブロックとHブロックは未だ全員生存しているが、どのブロックも全員が一ヶ所に集まっている状態だからな!結果はすぐに出るだろう!」

「おおおおおおおお!!!!」

 

観客もタバタの実況に大満足しているようだ。

各ブロックの状況は以下の通りだ。

 

Aブロック ルーブ山地   シンベエVS名無し

Bブロック 氷銀河      コブンゴVSルネ 

Cブロック いけにえの穴  ダイカクVSユウ

Dブロック シノンの森    ソウスケVS名無し3人

Eブロック スタンレー    ゲンパチVSリーケルVS名無し

Fブロック 海底宮      シノVSネビユ

Gブロック ナジュ砂漠   ケノVSウナガ

Hブロック ジャングル   ドウセツVSガモリーと名無し2人

 

「そうこう言っている内に、最終予選突破第一号が決まったぞ!それは、Aブロックのシンベエ選手だ!!」

「おおおおおおおお!!!!」

 

シンベエと名無しが同時にテレビの中から戻って来た。

名無しのリストバンドが外れている。

 

「やはり3年連続優勝は伊達じゃあ無い!!その力は圧倒的だったぜ!!まあ、彼が予選を通過するのは当たり前だろうから、敢えてインタビューとかはしないぜ!!」

 

これに観客が笑った。

シンベエはと言うと、戦いが続いているテレビの映像を凝視している。

 

「さあて、シンベエ選手に続くのは果たして誰かな!?来たぁ!やはりDブロックのソウスケ選手だ!!3対1の状況も物ともせず、最終予選を通過したぞ!!」

 

ソウスケを含む4人がテレビの中から戻って来た。

名無しの3人のリストバンドが外れている。

 

「ソウスケさん、苦戦してたみたいじゃないですか」

「フン・・。言ってろよ。3人同時相手はなかなかキツかったぞ」

 

年齢がかなり違うためか、シンベエはソウスケに対して敬語を使った。

その後、二人は握手した。

それを見ると、観客がまた盛り上がった。

 

「さてさて、ここまでは順番通りの結果と言えるだろう!これからどうなるのか楽しみだ!!」

 

タバタは再びテレビに注目した。

 

 

Cブロック いけにえの穴

 

 

これで決める!

 

 

「サンシャイン!!」

 

ユウは結構使用している太陽術をここでも披露した。

真っ暗な世界が一瞬明るくなった。

 

 

見えた!!

 

 

ユウがダイカクの姿を確認した。

 

(ヒートウェイヴを使えるなら)

 

(当然この術も使えるだろうな)

 

(私の居場所を把握するために使ったのだろうが)

 

(お前の居場所も確認できたぞ!!)

 

(この程度の眩しさなど)

 

(私には効果は無い!!)

 

ダイカクは弓をユウのいる方角に向けて構えた。

 

「瞬速の矢!!」

 

ダイカクが矢を放つと同時に、辺りが暗くなった。

サンシャインの効果が切れたのだ。

 

「なに!?」

 

ダイカクは矢を放った瞬間気づいた。

そこにはすでに、ユウの姿が無かった事を。

 

(ど・・どこに・・?)

 

ダイカクは真っ暗な辺りを見回そうとしたその時・・。

 

(はっ!?)

 

背後に気配を感じた。

が、気づいた時にはすでに遅かった。

 

「バックスタップ!!」

 

ユウはダイカクに向かってジャンプしたまま、ダイカクの背中の下から上に無慈悲な一撃を加えた。

 

「うがあああああ!!!!」

 

ダイカクがあまりの痛みに叫んだ。

 

 

これでとどめだ!!

 

 

「飛水断ち!!」

 

ダイカクの正面付近に着地したユウは、剣を握る手に全ての精神とパワーを集中させ、後ろを振り向くきざまにダイカクの腹辺りを真っ二つに断ち切った。

 

 

手ごたえはあったぞ!

 

 

確実に倒した!

 

 

真っ暗とは言え、ユウには確信があった。

ダイカクはその場に倒れ、そして消えて行った・・。

 

 

 

「さて、Cブロックが眩しく光ったが、何か進展があったのか?!」

 

タバタが事の成り行きに注目した。

その時、ユウとダイカクがテレビの中から戻って来た。

 

「Cブロックはどうやら勝負が着いたようだ!ダイカクの選手の勝・・あれ?」

 

タバタがダイカクのリストバンドを見ると、何と外れているでは無いか!

 

「こ・・これは・・!ダイカク選手のリストバンドが・・!ダイカク選手のリストバンドが!!って事は、ダイカク選手が・・負けた!?」

 

これには観客も大いにざわついた。

 

「これは大波乱だ!!3年連続ベスト4のダイカク選手が無名の少年に敗北した!!この少年の名前はまだ確認していない!とりあえず、今は形だけ『YOU WIN(あなたの勝ち)』とだけ言っておこうか!!」

 

 

ユウ ウィン・・。

 

 

合ってるじゃないか。

 

 

コイツ。

 

 

ただ者じゃ無いぞ・・。

 

 

ユウは心の中で思った。

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