ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
Gブロック ナジュ砂漠
ウナガとケノの小剣での突き合いが続いている。
その時、タバタの声が聞こえ、ダイカクが敗れた事を知った。
「ダイカク選手はやられてしまったが、同じく3年連続ベスト4のケノはどうなっているのか!?注目していこう!!」
「まさか、ダイカクが敗れるとは・・」
「仲良かったの?」
小剣の突き合いをしながら、二人の会話が始まった。
「いや・・。別にそう言う訳じゃ無い。ただ私と同じで、武闘会3年連続ベスト4だったからな。一目置いていたのは確かだ」
「それってつまり、ダイカクって人と一度も当たらなかったって事だよね?」
「まあそうなるが、君は一体何を言いたいんだ?」
「そのダイカクって人とあなたが戦ったら、どっちが勝つんだろうなと思って」
「私が負けるとでも?『怪傑ロビン』の再来とヤーマスで話題になったかも知れないこの私が?」
(話題になったかも知れない?)
(何だそれ?)
(なってないのか)
「怪傑ロビン?知らないなぁそんな人。大体ヤーマスなんて行った事無いし」
「フッ・・。怪傑ロビンを知らないとは良い度胸だ。では私が、ロビンが使用したのを見て覚えた技を見せてやろう!!」
そう言うと、ケノはウナガから離れた。
すると、ケノの小剣の剣先に稲妻が迸った。
「喰らえ!ライトニングピアス!!」
ケノは稲妻が迸っている小剣でウナガを突こうとした。
「その技ならオイラだって多分使えるさ!ライトニングピアス!!」
「な・・何ィ~!?」
稲妻が迸った小剣同士がぶつかり合った。
稲妻が相殺されて消えて行った・・。
「これは驚きだ!!無名の少年が、ケノ選手と同じ技を使い、その技を相殺したぞ!!」
テレビの外で、タバタが興奮している。
観客達も興奮している。
「ば・・馬鹿な!?何故こんな少年がこの技を使えるんだ?!」
「オイラ、小剣の師匠からたくさんの技を教わったんだ!ただ、オイラにはまだ無理だと思っててずっと使わなかったんだけど、さっきの戦いでいくつか技が使えたから、もしかしたらと思って。でも意外と使えるもんだな~」
「ふ・・ふざけるな!私が何年特訓して使えるようになったと思っているんだ!なら仕方が無い。この技をお見舞いしてやる!スクリュードライバー!!」
「その技も教わったよ!スクリュードライバー!!」
二人は剣を鋭く回転させながら振る事で真空波を生み出した。
お互いの真空波がぶつかり合い、これも相殺された。
「再び相殺された!!一体何なんだこの少年は!?」
「う・・嘘だ・・。嘘だ!!」
「おお~!この技も使えた!!オイラ、いつの間にこんなに強くなってたんだろ?」
もはやどっちが強者なのか分からなくなった。
「くそ!ならばこれはどうだ!!」
そう言うと、ケノは左足と小剣を持っている右手を上げ、某イヤミの『シェ~!』みたいなポーズを取った。
「お~っとケノ選手!不思議な構えを取ったぞ!!これは一体何なんだ?!」
(これはカウンターの)
(マタドールだ!!)
(オイラも習ったぞ!)
(目には目をって言うけど)
(カウンターにカウンターしても意味無いからね!)
「ハードファイアー!!」
ウナガは火の精霊の力を借り、自分の闘争心に火をつける事で素早さをアップさせた。
「な・・何故攻撃して来ない!?」
ケノは完全に怒り狂っていた。
「カウンター狙いの人に攻撃する訳無いだろ?」
「おのれぇ!こうなったら当たって砕けろだ!!」
ケノが突進してきた。
そして、ケノが攻撃してきたその瞬間を、ウナガは見逃さなかった。
「マタドール!!」
ウナガは攻撃してくるその瞬間に『シェ~』のポーズを取り、攻撃をかわしてカウンターを仕掛けた。
ウナガの素早さが上がっていたため出来たのだ。
これが見事にケノにクリーンヒットした。
「あが・・が・・」
マタドールを受けたケノはその場に倒れて消えた。