ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
(やった・・)
(ミューズ様!)
(シャールさん!)
(ゴン!)
(ミッチ!!)
(オイラ勝ったよ!!)
(勝ったんだ!!)
ウナガは両手の拳を握りしめた。
「何ってこった!!まさかダイカク選手だけじゃなく、ケノ選手まで負けてしまうとは!!」
タバタが興奮している。
観客はショックを受けている人の方が多そうだ。
「先ほど戻って来たダイカク選手も、今戻って来たケノ選手もショックを隠しきれていないみたいだ!とりあえず、今はそっとしておこう」
「ああ、そうだな」
「ええ、そうですね」
ソウスケとシンベエが同意した。
流石の二人も、ショックを隠し切れなかった。
「ちなみに、ケノ選手に勝利した少年の名前も分かっていない!とりあえず、本選のドローを決める時までには把握しておくからな!それでよろしく!!」
観客もこれにOKしたようだ。
その時、ウナガがテレビから戻って来た。
(オイラ)
(自信を持って良いんだね!)
ウナガの表情は晴れ晴れとしていた。
良い目だ。
自信に満ち溢れている。
それが悪い方にいかなければ良いが・・。
ユウはウナガの事を心配した。
Hブロック ジャングル
ドウセツとガモリーの武器がぶつかり合っている時、ケノの敗北を知った。
3年連続優勝者と
3年連続準優勝者の勝ち抜け
そして
3年連続ベスト4の相次ぐ敗退。
これほどセンセーショナルな事はありません。
今勝利しても
あまり驚かれる事は無いでしょうね。
ガモリーはこう思った。
「狩留鉄人がもう一人・・。これは私にチャンス到来ですかねぇ・・?」
「それはありえませんよ」
「何ですって・・?」
ガモリーは一旦離れ、術を詠唱した。
「ソウルフリーズ!!」
ガモリーの後ろから巨大な骸骨が現れ、口から吹雪が吐き出された。
「な・・何ですかこの術は?!うわあああああ!!!!」
ドウセツはガモリーの術をもろに受けた。
「か・・体が痺れて・・動け・・ない・・」
ソウルフリーズを受けたドウセツは体がマヒしてしまい、動けなくなった。
「これでお別れです。地走り!」
ガモリーが大剣を勢いよく地面に突き立てた。
それによって生じた衝撃波が地を走り、ドウセツに命中した。
「そ・・そんな・・やっと・・私の・・チャンスが・・」
ドウセツが消えて行った。
アケには協力を要請しなくても
良さそうですね。
ガモリーは思った。
「何か良く分からん内に、Hブロックも戦いが終わってるじゃないか!!ドウセツ選手は敗北!もう何が起こっても驚きはしないぞ!勝者は紅二点の一人だな!女性は二人しかいないから名前は憶えてる。ガモリー選手とネビユ選手だが、どっちだろうな?!とりあえずおめでとう!!」
女性が勝利したと言う事で、観客が沸いた。
あの女・・。
一気に勝負を決めようとしたみたいな感じだったが・・。
まさか
今までは手を抜いていたのか?
一体何のために?
ユウはガモリーの戦いを見て違和感を感じた。
Fブロック 海底宮
(ガモリーさんが勝った!)
(私の目に狂いは無かったね!)
(やっぱりガモリーさんは強かったんだ)
ネビユが素直に喜んだ。
(それにしてもタバタさん)
(女性が二人だけだから名前を憶えたなんてのは嘘で)
(実は)
(武闘会に参加した女性の名前は全員覚えているんだって!)
(38人だっけ?)
(それを誇ってるから)
(心で強く思ってた)
(それでも)
(女たらしって訳じゃ無いみたい)
(すごいよね)
(人として尊敬するよ)
ネビユはタバタの心を読んだのだ。
(それはとにかく)
(私も早く勝たないとね!)
(ガモリーさんに話を聞いてもらうために!!)
「残念でしたねダイカク、ケノ。今回は私が上に行きます!」
シノがカウンターの構えを取った。
(あれはカウンターの構えだね!)
(バレバレだよ)
(よ~し・・)
(一度効くか試してみようか)
ネビユが術を詠唱した。
「ナップ!!」
ネビユは、強力な催眠効果のある秘草『眠りの花』の幻を作り出し、その花粉でシノを眠りの世界に誘おうとした。
「む・・ぐ・・うう・・。な・・何だ・・?急に・・眠気が・・」
シノがその場でしゃがみこんで眠りそうになった。
「ね・・眠ってたまる・・」
「それじゃあおやすみなさい!!」
ネビユはシノに向かって思い切り飛んだ。
「マキ割りダイナミック!!」
ネビユは斧を打ち下ろし、シノを真っ二つにした。
真っ二つにされた瞬間に、シノは消えていなくなった・・。