ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

145 / 197
ツヴァイク武闘会 予選㉘

「何と何と!シノ選手も敗れてしまった!勝利したのは紅二点のもう1人だ!名前はさっき分かったぜ!ネビユ選手だ!で、さっきドウセツ選手に勝ったのがガモリー選手だな!」

 

(元々知ってた癖に)

 

ネビユがクスクスと笑った。

 

「今年の大会は一味もふた味も違うな!何せ華がある!本選に女性がいるのも悪くない!」

「おおおおおお!!!!」

 

観客も満足しているようだ。

その時、ネビユがテレビの中から戻って来た。

なお、シノはそれよりも前に戻ってきている。

 

「お疲れ様でしたネビユさん。素晴らしい戦いでしたよ」

「ガモリーさん、ありがとうございます!」

 

ネビユが戻ってくると、ガモリーが労った。

 

「これでやっとお話が聞けますね」

「はい。よろしくお願いします」

 

ネビユがガモリーに協力してほしい旨を伝えている時、ユウとウナガが2人を見ていた。

 

 

あの2人・・。

 

 

かなりの強さだ。

 

 

油断なんてしたら負けるぞ。

 

 

ユウは2人を警戒した。

 

(女の子って言うのは)

 

(ミューズ様やミッチのように)

 

(おしとやかなのが普通だと思ってたけど)

 

(ノーラさんみたいに)

 

(強い子もいるんだなぁ)

 

一方のウナガは2人に感心していた。

 

このタイミングで、ネビユが話し終えた。

 

「なるほど。そう言う事でしたか」

「はい。何とかなりそうですか?」

「『退魔神剣』については聞いた事があります。私なら問題なく使用する事が出来るでしょう」

「本当ですか!?」

「ええ。ただ、『退魔神剣』は特定の武器でしか使用できないと・・」

「それなら大丈夫です!『妖刀龍光』ならもう準備してもらっていますから」

「と言う事は、ピドナのノーラさんと顔見知りと言う事ですか?あれはノーラさんの工房でしか売っていないはずですので」

「はい!」

「それならば話は早いですね。大会が終了したら協力しましょう」

「ありがとうございます!どうか母を救ってください!」

「ええ。必ず」

 

これで話は終わった。

 

「さて、勝者が決まっていないのはBブロックとEブロックの2つだけになったな!映像もでかくなって見やすくなったぜ!!」

 

先ほどまでも勝負が決まる度に、勝負が決まったブロックの映像が無くなり、続いているブロックの画面がその分大きくなっていったが、今はBブロックとEブロックが半分ずつを占めている状態だ。

 

「どちらが早く勝負が決まるのか、見ものだな!!」

 

タバタだけでなく、観客、勝利した選手達もテレビに注目した。

 

 

 

Bブロック 氷銀河

 

「他の奴、どんどん負ける。俺様負けない。俺様、強い」

 

コブンゴがエイト戦士’Sの相次ぐ敗北を聞くと、そう呟いた。

そしてルネに対し、何かの構えを取った。

 

(あの構えはカウンターだな!)

 

(そうはさせるか!!)

 

「双竜破!!」

 

ルネが槍を前に突きだすと、赤と青の龍が現れ、コブンゴを襲った。

コブンゴは避けもせず、まともに喰らった。

 

「お~っと!名も無き少年の攻撃を受けて、コブンゴ選手が吹っ飛ばされたぞ!!」

「どうだ見たか!」

 

ルネは得意になったが、コブンゴがすぐに起き上がった。

 

「コブンゴ選手、すぐに立ち上がった!あまりダメージは無さそうに見えるぞ!?」

「な・・何だと!?あんまりダメージが無い・・?」

「集気法!!」

 

コブンゴが周囲の気を集めて、自分の体力を回復した。

 

「そんな事まで出来るのか!?」

「お前強い。けど、俺様に勝てない」

「な・・!」

「俺様の体、肉の塊。技、防ぐ。けど、ダイカク苦手。近づけない。だから負けた。シンベエ、ソウスケ、強すぎる。だから負けた。お前、問題ない。俺様、勝てる。俺様、お前、丸かじり」

「ぐっ・・!ほざけ!!」

 

ルネはかざぐるまの体勢を取った。

 

「さあて、コブンゴ選手に対して、名も無き少年はどう攻める?!」

「お前来ない?じゃあ俺様、攻撃する」

 

コブンゴがドシンドシンと音を立てて走って来た。

 

「来るなら来い!!」

「短勁!!」

 

コブンゴがうまくルネの懐に入った。

 

(カウンター出来ない!!)

 

ルネは腹の急所にキツいのを受けてフラフラとした。

 

「がはっ!!」

「捕まえた」

「し・・しまった!!」

「コブンゴ選手が名も無き少年を捕まえた!さあどうする?!」

「逆一本!!」

 

コブンゴがルネの腕を取って後方に投げた。

ルネは全身を地面に叩きつけられたが、その衝撃で、2人がいる付近の流氷が崩れた。

 

「しまっ・・!!」

 

コブンゴとルネは水中へと沈んで行った。

 

「2人とも水中に沈んでしまった!流石に水中にはカメラが無い!上がってくるのを待とう!!」

 

と言う事でテレビの外では、2人が水中から上がって来るのを、息をのんで待つ事になった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。