ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 予選㉚

「ルネにはいくら感謝してもしすぎる事はありません。今の私がいるのは、ルネのおかげですから」

「きっと坊ちゃんも、同じように考えているはずですぜ?」

「そうですか・・」

 

リーケルがキッとゲンパチを見た。

 

「私は勝ちます!勝って、ルネと戦いたい!!それが、彼に対する一番の感謝でしょうから」

「そうかも知れやせんね。じゃあこれで決めやしょうか!!」

「望む所です!!」

 

(気持ちの良い人だ)

 

(ルネが慕うのも分かるな)

 

 

 

(気持ちの良い人だ)

 

(坊ちゃんが信頼するのも分かりやす)

 

お互いがこのように思った。

そして、そう思った次の瞬間には、お互いが攻撃を仕掛けていた。

 

「大震撃!!」

 

リーケルがまた地面にバトルハンマーを叩きつけようとした。

 

「そうはさせやせんよ!スパイラルチャージ!!」

 

リーケルが地面にバトルハンマーを叩きつける前に、ゲンパチが物凄い速さで迫って来た。

 

「・・と見せかけて」

 

リーケルは咄嗟に野球のバッターのような構えを取った。

 

「な・・何?!」

 

ゲンパチは異常に気づいたが手遅れだった。

 

「ジャストミートだぁ!!!!!」

 

リーケルは思い切りバトルハンマーを振りかぶった。

それは、見事に突っ込んできたゲンパチにぶち当たった。

 

「ぐはあ!!」

 

ゲンパチは建物の2階部分まで吹き飛ばされ、思い切りぶつかった。

 

(リーケル王子)

 

(あなたと戦えて)

 

(良かった・・)

 

そして、その場で消えて行った・・。

 

「ゲンパチ選手、勢いよく吹っ飛ばされてやられた!!この少年もただ者じゃ無いぜ!本選が実に楽しみだ!!」

「よ・・よっしゃ・・!よっしゃーーー!!!!」

 

リーケルはその場でバンザイをした。

 

「それじゃあ、俺は今から勝者の名前を確認してくる!少しの間待っていてくれ!!」

 

タバタはダッシュでどこかに行ってしまった。

それと同時に、リーケルがテレビの中から戻って来た。

 

「見てたかルネ?」

「遅せーんだよ馬鹿!!」

 

リーケルが戻って来ると、ルネがリーケルの頭を叩いた。

 

「痛って!叩く事無いだろ!?」

「うるせえなあ。もっと早く勝って戻って来いってんだ!・・と言いてえ所だが、良い戦いを見せてもらったからな。良しとするぜ」

「ルネ・・。ありがとうな」

「何でお前が礼を言うんだよ?礼を言うのはこっちの方だぜ?色々サンキュな」

「ルネ・・」

「いやあ・・。素晴らしい友情ですね」

 

リーケルとルネの所に、ゲンパチがやって来た。

負けた他のエイト戦士’Sと全く違って、清々しい表情をしていた。

 

「ゲンパチ!」

「坊ちゃん。あなたの言った通りでした。リーケル王子は強い。いずれ、あなたも超えるかも知れやせんぜ?」

「知ってるさ。だから、超えられないように努力してんだ」

「そうですね。余計な心配でした」

 

ゲンパチはリーケルの方を見た。

そして右手を差し出した。

 

「リーケル王子。坊ちゃんの事、よろしく頼みます。坊ちゃんのブレーキ役はあなたしかいなさそうなので」

「あはは・・。善処します」

 

リーケルも右手を出して握手した。

 

「おいゲンパチ!どう言う意味だよそりゃ?!」

 

驚いたゲンパチが慌てて手を離した。

 

「まあまあそう怒るなよルネ・・」

「うるせえ!お前は黙ってろ!」

「ははは!では、あっしはこれで」

 

ゲンパチはその場を去って行った・・。

 

 

あいつらは

 

 

他の奴と比べると少し劣るか・・?

 

 

だが

 

 

かなり意外性がある。

 

 

ユウはリーケルとルネの戦いを見て、そう思った。

 

(はっきり言って)

 

(2人ともケノさんより強いね)

 

(でも負けないぞ!!)

 

ウナガは2人の力を警戒した。

 

ちなみに、ガモリーとネビユは話が盛り上がっていて、ルネとリーケルの闘いを全く見ていなかった・・。

 

「諸君、待たせたな!」

 

その時、タバタが会場内に戻って来た。

 

「全員の名前の確認が終わった!これより決勝トーナメントのドロー抽選を行うぜ!!」

「おおおおおおおお!!!!!」

 

観客がヒートアップした。

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