ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「では次行こうか!!次はガモリー選手だ!!」
「はい」
ガモリーはいつも通りのペースでタバタの元に向かった。
その間に、テレビと観客の頭上にあるスクリーンに、ガモリーのデータが映った。
名前 ガモリー
年齢 - 17歳
腕力 - 18
器用 - 12
早さ - 21
体力 - 15
魔力 - 23
意志 - 17
魅力 - 20
武器 - 大剣
出身 - エデッサ
職業 - エデッサの自警団
予選 - ドウセツ
勝順 - 5番
私の年齢が『17歳』ですか?
これは確定しているのでしょうか?
私ですら分からないのに。
ガモリーは不思議に思った。
なお、西の森でデータをいじった時は、年齢までは表示されなかったのだ。
なお、ウナガの時は何も思わなかった選手達が、ガモリーがドローを決める時には、様々な考えがよぎっていた。
『ガモリー』か。
やはり名前に心当たりは無いが。
何故だろうな?
アイツとだけは
一回戦で『絶対に』当たりたくない。
ユウはガモリーを特に警戒していた。
(ガモリーさんって)
(アタシと同い年だったんだ!)
(まさにアタシの理想の女性なのに)
(良いなぁ)
ネビユはうっとりした。
「銀髪のクールビューティー、ガモリーさん。俺と同い年!しかも俺達はすでに知り合っている。これを運命と言わずして何と言う?!」
「また始まったぜ・・。あんな美人に彼氏がいないとでも?」
「がーーーん!そうだった!!彼氏いるよなぁ・・。はああああ・・」
「相変わらず忙しい奴だな・・。そう言えばよくよく考えると、まだ向こうからオレ達に何も言って来てないよな。もしかして忘れているのか?」
「まさか!ただ彼女の目に、俺達がまだ入っていないだけさ!」
「それ・・。自分で言ってて悲しくならないか・・?」
「・・なる」
リーケルがため息を吐くと、ルネもため息を吐いた。
ここでタバタが、ガモリーのデータを見て説明を始めた。
「エデッサと言えば海賊ジャッカルが拠点としていた島で、ジャッカルがいなくなった後に造った要塞があって、そこを中心に街が出来たんだっけか。要塞のおかげで他国から侵略されることが無くて、安全な街だと言う口コミが広まり、人が集まったらしい。彼女もその類かな?」
ガモリーは特に何も言わずに箱を漁った。
「3番です」
「ガモリー選手は3番だ!」
スクリーンに途中経過が表示された。
その間に、ガモリーはネビユの元に戻って行った。
第一試合 1 VS ウナガ
第二試合 ガモリー VS 4
第三試合 5 VS 6
第四試合 7 VS 8
まだ対戦相手は決まっていない。
「でだ。彼女の能力も合計すると126になるんだよなぁ。これは偶然なのか?まあ、ただの偶然だったなら、ここで終わるんだけどな!それにしてもこの能力・・。本当にただの自警団なのか?!」
観客がざわついた。
「確かに。本当に、ただの自警団なのですか?」
「クスクス・・。それは秘密です」
ネビユの質問を、ガモリーは軽くかわした。
ネビユも、そこまで本気でガモリーの正体が知りたい訳では無さそうだ。
「そう言えば、アタシと同い年なんですね。宜しければ、タメ語で話しても良いですか?」
「ええ、もちろん。私の方は今まで通り敬語を使わせていただきますが」
「えっ、何で?」
「順応早いですね。『親しき仲にも礼儀あり』と言いますから、私はどんな人に対しても敬語を使用しています」
「ふ~ん・・。好きな人にも?」
「あいにく、その方面には疎くて、まだ恋をした事が無いのです」
「そうなんだ・・」
(どうやら本当みたいだね)
ネビユはガモリーの心の中を読んで納得した。