ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「あ、いえ。実は彼らとはおとといの夜、キドラントの宿屋のフロントでお会いしたので」
「ああ~・・。それでか」
「えっ?どう言う事ですか?」
「何かね。あのリーケルって奴が、さっきガモリーの事、滅茶苦茶考えてて・・」
ネビユはそこまで言ってハッとした。
(あ・・いけない!!)
(ついうっかり・・)
「え?私の事を考えていたのですか?」
「う・・うん」
「どうしてそんな事が分かったのですか?」
「そりゃ分かるよ!ガモリーがボールを取りに行った時、アイツが『銀髪のクールビューティー』だとか、『すでに知り合っている』とか言ってたからさ!」
「そうなのですか。それでは、彼らは私に気づいていたのですね。私はちっとも気づきませんでしたが」
「そうなんだ。哀れだなぁアイツ」
「大丈夫ですよ。ファルス王子は女たらしで有名なので、多分、私に相手にされなかったぐらいではへこたれないでしょう」
「へえ~・・。女たらしで有名なんだ・・」
「ええ、そうです」
ちょっと
話し過ぎたかも知れませんね。
変に思われていなければ良いのですが。
ガモリーはしゃべりすぎた事を後悔した。
一般人は、一国の王子が女たらしなどと知るはずがないのだ。
(何とかごまかせたかな・・?)
(心が読めるなんて事がバレたら)
(友達になれるかも知れない人に)
(また変人扱いされちゃうよ・・)
一方、ネビユの方もしゃべりすぎた事を後悔した。
それだけ、リーケルが危険な存在だと伝えたかった事もあるが・・。
リーケルの方は、そんな事になっているとは露知らず・・。
「よしリーケル。先に取れ。ただし、番号は見るなよ!」
「よっしゃ!!」
2人が同時に箱に手を入れるのは無理そうだったので、まずはリーケルが箱の中に手を入れ、ボールを取り出した。
そしてすぐ後に、ルネも残ったボールを取り出した。
「じゃあ両選手とも番号を見せてくれ!!」
2人が同時にタバタにボールに書かれている番号を見せた。
「リーケル選手が4番!ルネ選手が5番!!と言う事で、最終的な組み合わせはこうなったぜ!!」
第一試合 ユウ VS ウナガ
第二試合 ガモリー VS リーケル
第三試合 ルネ VS ネビユ
第四試合 シンベエ VS ソウスケ
第五試合 ユウとウナガの勝者VSガモリーとリーケルの勝者
第六試合 ルネとネビユの勝者VSシンベエとソウスケの勝者
決勝
「以上のように決定したぜ!!では本選のルールを説明する!本選も最終予選と同じくバーチャルの世界で行ってもらう!ただし、今度はテレビの中は武闘会場のリングで固定だ!そこはずっとリングが続いており、場外負けは無し!棄権しても良いが、棄権しなくても、もう戦えないと判断されればリストバンドが外れる!なので、最後の最後まで足掻いても大丈夫だ!」
ここで一旦、タバタは話すのを止めた。
「こう言う奴も一定数いるんじゃないかと思う。『命のやり取りをするからこそ、戦いにドラマが生まれ、戦士の肉体と精神は成長する。だから、現実世界で戦え』ってな!それについては俺も同意見だ!けどな、武闘会で命を落とすなんて俺は馬鹿だと思うし、生身で戦わなくても心は成長すると思うんだ!それに、対戦相手が強くて苦戦して勝った奴は、次の試合不利になる!ツヴァイク公や俺は、そう言ったファクターを無くしたいんだ!ヴァーチャル世界で戦えば、その戦いでの傷は完全に回復する!こうして全ての選手に平等な権利を与え、完全な実力での強者を決めたいと思っている!!」
「おおおおお!!!!!」
観客達は賛成のようだ。
「分かってもらえて良かったぜ!まあ、今回が初って訳でも無いから、分かってる人もいるだろうがね!とりあえず、本選についての説明は以上だ!!続いて、今度は賭けについての説明をするぜ!!」
「おおおおおおお!!!!!」
観客がいままで以上に盛り上がった。
やはり観客にとっては、こっちがメインのようだ。