ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 本選⑦

「あ、いえ。実は彼らとはおとといの夜、キドラントの宿屋のフロントでお会いしたので」

「ああ~・・。それでか」

「えっ?どう言う事ですか?」

「何かね。あのリーケルって奴が、さっきガモリーの事、滅茶苦茶考えてて・・」

 

ネビユはそこまで言ってハッとした。

 

(あ・・いけない!!)

 

(ついうっかり・・)

 

「え?私の事を考えていたのですか?」

「う・・うん」

「どうしてそんな事が分かったのですか?」

「そりゃ分かるよ!ガモリーがボールを取りに行った時、アイツが『銀髪のクールビューティー』だとか、『すでに知り合っている』とか言ってたからさ!」

「そうなのですか。それでは、彼らは私に気づいていたのですね。私はちっとも気づきませんでしたが」

「そうなんだ。哀れだなぁアイツ」

「大丈夫ですよ。ファルス王子は女たらしで有名なので、多分、私に相手にされなかったぐらいではへこたれないでしょう」

「へえ~・・。女たらしで有名なんだ・・」

「ええ、そうです」

 

 

ちょっと

 

 

話し過ぎたかも知れませんね。

 

 

変に思われていなければ良いのですが。

 

 

ガモリーはしゃべりすぎた事を後悔した。

一般人は、一国の王子が女たらしなどと知るはずがないのだ。

 

(何とかごまかせたかな・・?)

 

(心が読めるなんて事がバレたら)

 

(友達になれるかも知れない人に)

 

(また変人扱いされちゃうよ・・)

 

一方、ネビユの方もしゃべりすぎた事を後悔した。

それだけ、リーケルが危険な存在だと伝えたかった事もあるが・・。

 

リーケルの方は、そんな事になっているとは露知らず・・。

 

「よしリーケル。先に取れ。ただし、番号は見るなよ!」

「よっしゃ!!」

 

2人が同時に箱に手を入れるのは無理そうだったので、まずはリーケルが箱の中に手を入れ、ボールを取り出した。

そしてすぐ後に、ルネも残ったボールを取り出した。

 

「じゃあ両選手とも番号を見せてくれ!!」

 

2人が同時にタバタにボールに書かれている番号を見せた。

 

「リーケル選手が4番!ルネ選手が5番!!と言う事で、最終的な組み合わせはこうなったぜ!!」

 

第一試合   ユウ  VS ウナガ

第二試合  ガモリー VS リーケル

第三試合   ルネ  VS ネビユ

第四試合  シンベエ VS ソウスケ

第五試合 ユウとウナガの勝者VSガモリーとリーケルの勝者

第六試合 ルネとネビユの勝者VSシンベエとソウスケの勝者

 決勝

 

「以上のように決定したぜ!!では本選のルールを説明する!本選も最終予選と同じくバーチャルの世界で行ってもらう!ただし、今度はテレビの中は武闘会場のリングで固定だ!そこはずっとリングが続いており、場外負けは無し!棄権しても良いが、棄権しなくても、もう戦えないと判断されればリストバンドが外れる!なので、最後の最後まで足掻いても大丈夫だ!」

 

ここで一旦、タバタは話すのを止めた。

 

「こう言う奴も一定数いるんじゃないかと思う。『命のやり取りをするからこそ、戦いにドラマが生まれ、戦士の肉体と精神は成長する。だから、現実世界で戦え』ってな!それについては俺も同意見だ!けどな、武闘会で命を落とすなんて俺は馬鹿だと思うし、生身で戦わなくても心は成長すると思うんだ!それに、対戦相手が強くて苦戦して勝った奴は、次の試合不利になる!ツヴァイク公や俺は、そう言ったファクターを無くしたいんだ!ヴァーチャル世界で戦えば、その戦いでの傷は完全に回復する!こうして全ての選手に平等な権利を与え、完全な実力での強者を決めたいと思っている!!」

「おおおおお!!!!!」

 

観客達は賛成のようだ。

 

「分かってもらえて良かったぜ!まあ、今回が初って訳でも無いから、分かってる人もいるだろうがね!とりあえず、本選についての説明は以上だ!!続いて、今度は賭けについての説明をするぜ!!」

「おおおおおおお!!!!!」

 

観客がいままで以上に盛り上がった。

やはり観客にとっては、こっちがメインのようだ。

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