ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 本選⑨

「うひゃ~!こりゃすごいや!!」

 

ウナガが辺りを見回してから言った。

テレビの中はタバタが言った通り、リングが永遠と続いている。

他には何も無い。

ドームのようで、天井は閉まっている。

どこからも光が来ていないはずなのだが、一定の明るさは保たれている、何とも不思議な所だ。

 

 

リング以外に何も無い所か・・。

 

 

悪く無いな。

 

 

ユウは割と気に入ったらしい。

 

「さっき俺が言った通りだろ?」

 

タバタの声が外から聞こえたと思ったら、テレビの中にタバタが現れた。

 

「本選は中から審判と実況と解説をやるぜ!ちなみに、外からの声は中にも聞こえているし、中の声も外に聞こえている!だから、外の奴は遠慮なく声援を送ってほしいし、中の奴は変な会話をしないよう注意してくれ!!」

 

外から笑い声が聞こえた。

 

「あと、このリングは永遠に続いているように見えるが、途中まで行くとバリアみたいなのがあって、それ以上は行けないからな!まあ要するに時間稼ぎは出来ないってこった!俺も定時で帰りたいんで、時間稼ぎとかはしないでくれよな!!」

 

再び笑い声が聞こえた。

 

「さて・・と。前置きが長くなったが、そろそろ始めるかな。2人とも準備は良いか?」

 

ユウとウナガが少し距離を置いた。

それからタバタに対して頷いた。

 

「それじゃあ、ツヴァイクトーナメント本選1回戦、ユウVSウナガ、始め!!」

 

 

まずは小手調べだ!!

 

 

始まったと同時に、ユウはウナガに向かって突っ込んだ。

 

(物凄い速さだ!!)

 

(素早さは明らかに向こうが上だもんな)

 

素早さ ユウ-24 ウナガ-19

 

(オイラだって結構素早いんだぞ!)

 

(なのに・・)

 

「ユウ選手のラッシュが始まった!!ウナガ選手はガードするだけだ!!」

 

 

腕力は俺の方が上だ!

 

 

あまり変わらないが・・。

 

 

腕力  ユウ-15 ウナガ-14

 

(器用さはオイラが上だ!)

 

(しかも大分だ!!)

 

器用さ ユウ-16 ウナガ-23

 

 

コイツ・・。

 

 

器用な戦い方をするな。

 

 

俺の攻撃がうまくいなされている。

 

 

俺は体力はあまり無いからな・・。

 

 

この辺りで一度離れるか・・。

 

 

体力 ユウ-14 ウナガ-17

 

「ユウ選手、一度離れた!!態勢を立て直すつもりか!?」

「へへん!もう終わりかい?」

「まだまだこれからさ!」

 

ユウが再び向かって行った。

 

「龍尾返し!!」

 

(この技は・・!)

 

ユウは龍が尾を振るがごとく、すさまじい勢いで剣を振り下ろし、即座に払い上げようとした。

だが・・。

 

「なに!?」

 

何と、どちらの攻撃もウナガの小剣でガードされた。

 

「ウナガ選手、ユウ選手の攻撃を完全にガードした!!まるで動きを読んでいたみたいだ!!」

 

(今の技は)

 

(シャールさんに教わったからね!)

 

(対策もバッチリだ!)

 

(シャールさんの稽古が)

 

(こんな所で役に立つなんて)

 

(世の中何が起こるか分からないよね)

 

ウナガは心の中で喜んだ。

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