ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「ガモリー、私達の予想通りになったね」
「ええ。そうですね」
「まあ、強い方が勝つのは当たり前の事なんだけどね」
「はい」
(とは言っても)
(ガモリーは『一瞬で勝負が決まる』事も分かってた)
(どうしてそんな事まで分かるの?)
(でもまあ気にしなくても良いか)
(例えガモリーが特殊な存在だっとしても)
(アタシ自身もちょっと特殊なんだからさ)
ネビユは自分を納得させた。
「リーケル、お前の予想通りになったな」
「ああ。そうだろう?」
「やっぱりお前の直感はすげえなぁ。けど良く分かったなぁ」
「まあ分かった訳じゃ無くて、ただの勘なんだけどな」
(それが凄えんだよな・・)
ルネはこの言葉を口には出さなかった。
「あ~負けた~!悔しい!!」
ユウとウナガが現実世界に戻ってくると、ウナガが叫んだ。
悔しいと言ってる割に笑顔だ。
「ユウ・・だったよね?」
「ああ、そうだ。何か用か?」
「オイラの負けだ!滅茶苦茶悔しい!」
「その割には嬉しそうだが?」
「自分の力を全て出し切って負けたからね!それにオイラ、危うく天狗になる所だったんだ!『同年代の人間にオイラよりも上の奴はいない!』って思いそうになったんだ。だから感謝してる!」
「それはこちらのセリフだ。お前が最終予選で勝って自信を持った時、自分を過信するのでは無いかって心配した。だが、自分の力を過信したのは俺の方だったんだ。俺は、色々考えて戦えばお前にはすぐに勝てると思っていた。だが違った。お前は考えて戦えば戦うほど対策を講じてくる。それが分かった。そのおかげで、俺も小細工を使わずに戦う事が出来た。ありがとうウナガ」
「へへっ!!どういたしまして」
二人は自然と握手を交わした。
「いや~!ここに新しい友情が生まれたみたいだな!見てるこっちも気分が良い!!」
タバタが二人を大絶賛した。
「な?言っただろ?命を賭けなくても人は成長するって!今後の戦いにも、こんなドラマが生まれると良いな!!」
タバタも自分が言った通りになってご満悦のようだ。
その時、ウナガがタバタに声をかけた。
「タバタさん!質問があります!」
「ん?何だ?」
「もう負けた人はすぐに帰らないといけないですかね?」
「別にそんな事は無いぜ?他の選手の戦い方を見て学びたいと言うなら、最後まで残ってくれて全然構わない」
「ありがとうございます!」
ウナガはユウの方に向き直った。
「オイラ最後まで残ってるからね!オイラの分まで頑張って優勝してくれよ!」
「ああ」
「それじゃあそろそろ次に行こうか!ガモリー選手とリーケル選手はテレビの中に入れ!!」
「それでは行ってきますね」
「うん!ガモリー、決勝で待ってるね!!」
「よ・・よっしゃ!い・・行くぞ!!」
「行ってこいリーケル。決勝戦で待ってるぜ」
「ん?」
「ん?」
たまたま近くにいたネビユとルネの目が合った。
2人はお互いが発した『決勝戦で待つ』と言う言葉に反応したようだ。
すると、2人の間で火花が飛び散った。
「お・・おいルネ・・。やめなって・・」
「ネビユさん?そう言う事はやめた方が・・」
ネビユさんは
イードさんの女性バージョンですね。
女性だとなかなか対応が難しいです。
「フン!!」
「ふん!!」
リーケルとガモリーに窘められ、2人はにらみ合うのをやめた。
「ふう・・。お互い苦労しますね」
「クスクス・・。そうですね」
一方、リーケルとガモリーの方は、安堵のため息を吐いた。
「それでは行きましょうか」
「ええ。そうですね」
リーケルとガモリーは一緒にテレビの中に入って行った。