ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「おっと!ガモリー選手、自ら距離を取ったぞ!!何かあったのか?!」
(やった!!)
(うまく行った!!)
(けど)
(先生と戦った時は)
(この技は閃けなかった・・)
(つまりそれは)
(彼女の実力が先生以上だと言う事だ!!)
リーケルは確信した。
(今の活殺重力波で)
(理論上は俺と同じ素早さになったはず)
(あくまで理論上はだが・・)
(これで俺よりも速ければ)
(あのデータが間違っているって言う証拠になる!)
リーケルは態勢を立て直し、次にどう攻撃するか考えた。
一方、テレビの外では・・。
(ふう・・)
(トレードがどうのこうのって話になった時は)
(一体どうなる事かと思ったが)
(女相手に全力で戦ってるじゃねえか)
ルネは感心した。
リーケルは女性相手だと手加減すると思ったからだ。
(ふうん・・)
(あのリーケルって奴)
(思ったよりやるじゃん)
(普段は女の子の事ばかり考えてるけど)
(今は無心になってて心の中が読めないし)
(戦ってる姿は)
(ちょっとカッコ良いかも)
(本・当~に、ほんのちょっとだけね)
ネビユは少しだけリーケルを見直したようだ。
この程度でどうにかなるほど
お前は甘くないはずだ。
さて
これからどうする?
ユウはテレビをじっと見つめた。
(やっぱりすごいや!)
(しっかりこの戦いを)
(目に焼き付けておかないと!!)
ウナガは神経を集中させた。
ようやくガモリーが落ち着きを取り戻した。
なるほど。
体の内部にダメージを与える技ですか。
私の素早さがかなり落ちました。
棍棒技はサポート技が多いですからね。
仲間がいたら負けていたかも。
ではそろそろ行きましょうか。
ガモリーが再び大剣を構えた。
「ガモリー選手が再び大剣を構えて準備万端だ!リーケル選手はどうする?!」
(どうするもこうするも無い)
(彼女の動きを止める!)
(だけど)
(大震撃は使えない)
(と言う事で・・)
リーケルは術を詠唱し始めた。
大震撃ではありませんね。
では参ります!
それを確認すると、ガモリーは再びリーケルに向かって突っ込んだ。
(やっぱり来た!!)
(なるべく距離を詰めてもらって・・)
(今だ!!)
「クラック!!」
リーケルは、地震を巻き起こす術を使用し、地割れを発生させた。
「あっ!!」
「あ~っと!!ガモリー選手、地割れで躓いた!!そしてそこにリーケル選手が跳んできた!!」
「骨砕き!!」
「くっ!!」
「今度はガモリー選手が横に跳んで回避した!だが、リーケル選手の攻撃は腕にヒットしたぞ!」
「あぐっ!!」
ガモリーが初めて体の痛みに声を上げた。
(骨砕きが当たった!)
(これで腕力を低下させたはずだ)
(けど)
(骨は砕けなかった)
(『骨砕き』なのに)
(何て頑丈な体なんだ・・)
この状況を見て、テレビの外ではルネが拳を握りしめていた。
(勝てる!)
(勝てるぞリーケル!!)
(お前はやっぱり強えぇ!!)
(オレには劣るだろうけどな)
ルネはリーケルの勝利を確信した。