ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
今度は腕力も・・。
中からじわじわと弱体化させるつもりですか。
かなり頭が良いですね。
女性の扱いに関して以外は。
ガモリーが珍しく疲れを見せた。
「ムーンシャイン!!」
ガモリーは、静かなる月の光で照らし出す術を使い、自分自身を回復した。
「ガモリー選手、傷が見る見る内に治っていくぞ!かなり強力な回復術だ!!」
「そんな事も出来るのですか・・」
「はい。これが私の強みでもあります。あなたは回復術は使えないようですね?」
「そうなんですよ・・。もう少し鍛えたら使えそうなんですけどね」
「クスクス・・。まるで他人事みたいですね」
「あはは・・。確かに」
リーケルは驚いたが、気にせず攻撃する事にした。
(またまた閃いたぞ!!)
「よっしゃ!!畳み掛けるぞ!!」
リーケルがバトルハンマーで大地を強打した。
ガモリーはジャストタイミングでジャンプしてかわしたが・・。
「おかしい!地面が揺れないぞ?!これは一体どう言う事だ!?」
タバタが言った事をガモリーも思ったのだろう。
困惑を隠しきれていない。
これは一体・・?
あっ!!
ガモリーが着地すると同時に、時間差で大地が揺れ始めた。
ガモリーは何も対策を取っていなかったため、その場にずっこけてしまった。
「今のは『グランドスラム』だ!そしてこれがとどめだ!!」
揺れが来る前に跳んでいたリーケルは、すでにガモリーの真上までやって来ていた。
守ってばかりいたら
負けてしまいますね。
最初は負けても良いと思っていましたが・・。
彼と戦っている内に
何だか負けるのが
嫌になりました。
「逆風の太刀!!」
そう思った瞬間、ガモリーは攻撃に転じていた。
跳んでいるリーケルに向かって跳躍し、リーケルを袈裟掛けで切り落とし、さらに返す刀で払い上げながら駆け抜けた。
(やっぱり)
(俺よりも大分速いじゃないか~!!)
「うわあああああああ!!!!!!」
この攻撃を受け、リーケルは吹き飛ばされた。
(腕力もまだ俺以上だ・・)
(これで)
(あのデータは当てにならない事が)
(良く分かった・・)
そして地面に思い切りぶつかった。
リーケルは動かない・・。
ガモリーはと言うと、着地に無事成功したようだ。
「リーケル選手ダウン!とは言え、まだリストバンドは外れて無いし、彼も消えていないから戦う力は残ってるって事か?!それでも、やっぱりカウントダウンぐらいはするべきだろうか?」
タバタが大いに悩んでいる。
「う・・嘘だろ・・?」
ルネの体が震えていた。
「しっかりしろリーケル!お前は先生とハリードさんに認められた男なんだぞ!?それを忘れてないだろうな?!」
「な・・何だって!?ハリードさん?!」
ルネの言葉にウナガが反応した。
それから、ルネのそばにやって来た。
「今、ハリードさんって言ったのか!?」
「いきなり何だお前?!」
「ハリードさんと会ったのか?!」
「ああ会ったよ」
「いつ?!どこで?!」
「うるせえなぁ!今はそれどころじゃねぇんだ!!そんな事は後でリーケルと一緒に説明してやるよ!!」
「わ・・分かった。ごめんよ急に」
「あ、いや・・。こっちも悪かったな。急に怒鳴ったりして」
ルネも素直に詫びを入れた。
(ふうん・・)
(ちゃんと謝れるんだ)
(ちょっと意外・・)
ネビユはルネに対しても、少しだけ見直したようだ。
七英雄の一人であり
ミカエル様やカタリナ様のご友人でもある
ハリードさんに認められた男・・か。
なるほど。
あの強さは
強ちでたらめでも無さそうだな。
ユウも納得したようだ。