ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 本選⑰

『しっかりしろリーケル!お前は先生とハリードさんに認められた男なんだぞ!?それを忘れてないだろうな?!』

 

(ルネ・・)

 

(そんな事は分かってる)

 

(けどなぁ)

 

(彼女は『強すぎる』んだよ)

 

(もう俺の体力はほぼ残っていない)

 

(ここから逆転するには)

 

(ダメージを受けないようにするしか無い!)

 

リーケルが立ち上がった。

 

「おお~っと!リーケル選手立ち上がった!!やはりリストバンドは正しかった!まだ彼には戦う力が残っていると言う事だ!!」

「おおおおおお!!!!!」

 

観客席が大いに盛り上がった。

 

「まさか、まだ立てるとは思いませんでした」

「私自身もびっくりですよ。自分の頑丈さに」

「ですが今のあなたでは、次の攻撃を受けたら即アウトでしょうね」

「そうです。なので、一か八かの賭けに出ます」

「えっ?」

「ストーンスキン!!」

 

大地から飛来した細かい石が、まるで皮膚のようにリーケルの体に付着していく。

 

「その術は・・」

「ご存じみたいですね。そうです。この術は私の防御力を高めてくれますが、徐々に石化していくと言う欠点があります。あなたからの攻撃でダメージを受けない方法は、もうこれしかありません」

「私が戦いを避ける事は考えなかったのですか?手を下さなくても、時間が立てばあなたは石になるのですから」

「あなたは自分に自信を持っています。ですので、あなたは逃げません。まず間違いなくね」

「クスクス・・。その一言で、私が逃げると言う選択肢を無くしましたね。あなたはずるい人です。いえ、賢い人と言った方が良いでしょうか」

「どちらでもお好きな方を。私も、自分があなたのような素敵な女性に対して、こんな挑発するような事を言ってる事に驚いています」

「それは、あなたも戦士と言う事の証ですね」

「そうだと思います」

「それではそろそろ終わらせましょうか。この戦いを」

「ええ。そうですね」

「さあ!長い会話を終え、ついに勝負が決まる所まで来たようだぜ?!」

 

2人がその場で身構えたが、リーケルの方が先に動いた。

体の半分近くが石になっているが、まだ何とか動けるようだ。

 

 

やはり

 

 

短期決戦を望みますか。

 

 

それは私も同じです!

 

 

「地走り!!」

 

ガモリーは大剣を地面に突き刺した。

それにより、衝撃波がリーケルの元へと向かったが・・。

 

「リーケル選手、避けないのか!?」

「うおおおおおお!!!!!」

 

リーケルは地走りをまともに喰らったはずだが、まるでダメージが無い。

 

 

そうか!

 

 

地走りが効かないのは

 

 

彼が石になりかけているからですか!

 

 

まさかこの事を予想してあの術を?

 

 

だとしたら

 

 

かなりの頭脳の持ち主ですね。

 

 

それでは

 

 

直接斬るしかありません!!

 

 

「逆風の太刀!!」

 

ガモリーは先ほど使用したばかりの技を披露しようとした。

リーケルのそばに近づいた時・・。

 

「あっ!!」

 

ガモリーが気づいた時には手遅れだった。

リーケルは野球のバッターのような構えを見せた。

それはつまり・・。

 

「これはカウンター技だ!!リーケル選手、攻撃すると見せかけてガモリー選手を待ち構えてのカウンターに変更した!!ガモリー選手は止まらない!!さあどうなる!?」

 

 

『止まらない』のでは無く

 

 

『止まれない』のです!

 

 

見事に彼の術中に嵌ってしまいました。

 

 

これは覚悟を決めるしか無いですね・・。

 

 

「ジャストミート!!!!」

 

リーケルのカウンター技がガモリーに炸裂するその瞬間、リーケルの腕からリストバンドが外れた。

ガモリーは違和感に気づき、攻撃するのをやめて、そのままリーケルの横を通過した。

振り返ってリーケルの方を見ると、リーケルは完全に石になっていた。

 

「リーケル選手、完全に石になってしまったようだ!これ以上の戦闘は不可能だろう!」

 

そして、そのまま消えて行った・・。

 

「勝者、ガモリー!!」

「おおおおおおお!!!!!」

 

静まり返っていた観客が大いに盛り上がった。

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