ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 本選⑲

話が終わった所を見計らって、ガモリーが出て来た。

 

「リーケルさん」

「はい!何でしょう?もしかして私に用があったから、こちらにいらっしゃったのですか?」

「はい、そうです。とても素晴らしい戦いが出来たので、そのお礼を言いに参りました」

 

ガモリーがリーケルに右手を差し出した。

 

「こ・・これは・・?」

「握手ですよ」

「ちょ・・!やめろってガモリー!!気持ち悪いじゃん!!」

「えっ?別に気持ち悪くなんて無いじゃありませんか。彼との戦いは非常にフェアで素晴らしい戦いでした。それはあなたも分かるはずでしょう?」

「それは分かるんだけど、相手が・・」

「まあ良いではありませんか。握手するのは私ですし」

「んもう!どうなっても知らないから!!」

「おっ?あれ?もうルネ選手はテレビの中に行っちまったみたいだな。じゃあネビユ選手も頼むぜ!」

 

タバタが周りを見回しながら言った。

 

「あ、はい。じゃあ行ってくるねガモリー。握手はやめておきなよ!」

 

ネビユはゆっくりとテレビへと向かった。

やはり、ガモリーの事が気になるようだ。

 

「握手はお嫌いですか?リーケルさん」

「い・・いえ!むしろ嬉しいです!!でも、本当に良いのですか・・?」

「クスクス・・。私がお願いしているのですよ?」

「そ・・そうですね・・。で・・では・・遠慮なく・・」

 

ガモリーの手を、リーケルが握った。

 

(うほおおおお・・)

 

(良い匂いがする)

 

(もっと嗅ぎたい)

 

リーケルの心の声を聞いていたネビユは寒気がした。

 

(ぎえええええ!!!!)

 

(な・・何考えてんのアイツ!?)

 

(匂いフェチかよぉ~?!)

 

まだまだリーケルの心の声が聞こえてくる。

 

(それに・・)

 

(何て暖かくて柔らかい手なんだろう・・)

 

(この手はしばらく洗わない方が良いかも・・)

 

リーケルは夢心地の様子だ。

 

(おえええええ・・)

 

(もう勘弁してください)

 

(やっぱヤダ・・)

 

(アイツはだけは絶対にヤダ!!)

 

ネビユは吐き気を催しながらテレビの中に入って行った。

 

ガモリーは手を離した。

 

「あの術で地走りを無効にしたのも、短期決戦にするフリをしてカウンターを狙ったのも、全て狙った事だったのですか?」

「ええ・・まあ・・。それ以外にあなたに勝つ方法が見つかりませんでした。もっとも、あそこでジャストミートが決まっていたとしても、おそらくあなたには勝てなかったでしょうけどね」

「そうですね。そうかも知れませんし、そうで無いかも知れません。結果はそうはならなかったのですから」

「ええ。確かに」

「それでは、私はこれで」

「はい。次も頑張ってくださいね」

「ええ」

 

ガモリーはぺこりとおじぎをして、その場を離れた。

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