ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 本選㉙

「よっしゃ!!ナイスだウナガ」

「へへっ!リーケルには恩があるからね」

「ん?何だそれ?」

「あ、そうだった。まだルネには言って無かったね。オイラもこの大会が終わったら2人の旅に同行させてもらう事になりました。よろしくです」

 

ウナガがルネにぺこりと頭を下げた。

それを聞いて、ルネはリーケルの方を見た。

 

「リーケル、説明を求む」

「おっ!何だ何だ?アタシも気になるぞぉ」

「私も気になります」

「ええ!?お二人もかい?ウナガ、言っても良いか?」

「もちろん!」

「分かった。実は・・」

 

リーケルは、ウナガが『ゲッシア王朝』の生き残りであり、いずれはハリードとカムシーンをかけて戦わなくてはならない事を話した。

 

「へえ~・・。流石ウナガ君!若いよね」

「あれ?オイラ達、1歳しか違わないんじゃ・・」

「このくらいの年齢になると、1歳差はとてつもなく大きいのだよウナガ君」

「ネビユ・・さん。何もそんなババ臭い事言わなくても・・」

「ババ・・。ま・・まあ、言ったアタシが悪かったか」

「その通りです」

 

ガモリーがストレートに言った。

 

「カウンターが怖いから、今後はさっきみたいな事は言わないようにするよ。ところでウナガ君」

「うん?」

「アタシの事は、『ネビユ』って呼び捨てで良いから」

「じゃあオイラの事も『ウナガ』で!」

「アハハ!OK!!」

「では私の事も『ガモリー』と呼び捨てで呼んでください」

「分かったよガモリー」

「私はこのまま『ガモリーさん』と呼ばせてもらおうかな。呼び捨てするのは何となく気が引けるので」

「そこはお任せしますよリーケルさん。私は今後も、皆さんの事は『さん付け』して呼びますので」

「そう言えば、ガモリーさんは七英雄の誰かと接触した事は無いのかい?」

 

リーケルが尋ねた。

 

「ありますよ。トーマスさんと偶然出会いました」

「おっ!で、ガモリーさんは何を教わったんだい?」

「トレードのやり方を教わりました」

「えっ・・?まさかそれで私との戦いの時・・」

「はい。トーマスさんにトレードを教わった事がきっかけで物凄くハマってしまいましたので」

「はあ~・・。七英雄は戦いの事以外にも長けているんだな~」

 

リーケルが感心した。

 

「お前達、そろそろ話を戻して良いか?」

「おっと!ゴメンよルネ。どうぞ」

 

ネビユに促(ウナガ)されたルネは、ウナガの方を向いた。

 

「それでお前はオレ達にハリードさんの事を訊きたがったのか。ハリードさんに会いたいから」

「うん。そうなんだ」

「けど、オレ達と一緒に来たからと言って、ハリードさんに会えるとは限らねぇぜ?」

「分かってる。けど、オイラ一人で動いても何も手がかりが無いしね。少しでも可能性があるのなら、そっちに賭けたい」

「なるほどな。にしても、流石のツヴァイクの技術でも、ウナガが『ゲッシア王朝の生き残り』って事までは把握していなかったようだな。クラウディウスの養子としか書かれて無かったはずだからな」

「うん。そうだね」

「よし、良いだろう。オレに何も相談せずにウナガを仲間にしたのはちょっと腑に落ちねえが、その辺は多めにみてやるよ。ウナガの実力は本物だからな。オレとしてもウナガの実力は色々と参考になる」

「ありがとうルネ!」

「良かったじゃんウナガ!」

「うん!ありがとうネビユ」

「クスクス‥。何だか良い雰囲気ですね」

「良かったらガモリーさんとネビユちゃんも私達と一緒に来ないかい?」

「ゴメンね。せっかく誘ってくれたけど、アタシ達は大会が終わったらやる事があるからさ!」

「実はそうなのです。せっかく誘っていただいたのに、申し訳ありません」

「あ、いや。そんな風に謝られると、こっちが申し訳なくなるよ」

 

リーケルが頭をかいた。

 

「さて・・と。じゃあ話もまとまった事だし、試合の方に注目しようぜ」

「よっしゃ!!」

「了解!!」

 

ルネの提案に、リーケルとウナガが頷いた。

 

「あ、ネビユさん。ちょっとよろしいですか?」

「うん?どうしたのガモリー?」

「せっかくなのでユウさんも誘って・・」

「ちょっとガモリー、それはダメでしょ」

「何故ダメなのでしょうか?」

「そんなの、アンタの次の対戦相手だからに決まってるじゃん!」

「私は別にそんな事は気にしませんが・・」

「アタシが気にする!アタシももしかしたら決勝で当たるかも知れないんだから!」

「でもそうしますと、私はどうなりますか?私も決勝でネビユさんと当たる可能性があるのですが」

「ガモリーは良いの!友人なんだから」

「そう言う物ですか?」

「そう言う物なの!それに、アイツは誘っても一緒に見ようとしないよ絶対!」

「そうでしょうか?」

「そうだよ」

 

ネビユはため息を吐いた。

それから2人もテレビの方に注目した。

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