ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ツヴァイク武闘会 準決勝⑦

「ユウは何も言ってやらないのか?」

「リーケル。俺はアイツと話した事が無いんだが・・」

「あれ?そうだっけ?」

 

(まるで旧知の仲のように思えたのは)

 

(何でだ?)

 

リーケルは首を傾げた。

 

「なあリーケル」

「うん?」

「お前の率直な意見を訊きたい。さっきの戦い、どう思った?俺は負けてたと思うか?」

「ん~・・。その可能性も高いと思った。けど、お前は簡単に負けないんじゃ無いかとも思った。ネビユちゃんも同意見だったよ」

「オイラは負けたと思ったね」

「オレもだ」

 

ウナガとルネが話に混ざって来た。

 

「そうか・・。まあ、それが普通だろう」

「お前自身はどう思ったんだ?」

「あの戦いは明らかに俺の負けだったよ。何故アイツが負けを宣言したのか分からない」

「そうなのか?」

「ああ。俺は、アイツがわざと棄権したのだと考えている」

「まさか!そんな事して一体何の意味があるんだ?」

「『今日は勝てません』」

「はっ?」

 

ユウの言葉を聞き、3人はお互いの顔を見合った。

 

「アイツ、最後にこう言ったんだよ。『今日は勝てません』ってな。お前達も聞いていただろう?」

「まあ聞いていたが、別に普通じゃねえか?『次は勝つ』って意味で言ったんだと思うぜ?」

「ルネ。それなら『今は勝てない』って言わないか?」

「う~ん・・。難しい事を訊くな・・」

「『今日は勝てない』。勝てない日を『今日』に限定しているようにも聞こえた。と言う事は、『別の日なら勝てる』と言う意味にも取れないか?」

「う~ん・・」

 

リーケル、ルネ、ウナガの3人は腕を組んで考えた。

 

「けどさあ・・。そうなると、外れたリストバンドの事はどう説明するの?あれが外れたら負けなんだよね?オイラが負けた時も外れたし」

「あれはガモリーが自分で外したように見えた」

「それ無理だろう?!俺、リストバンド外そうとしてみたけど、全く外れなかったぞ!?」

「このリストバンドは魔力か何かで付いているんだと思う。だから、身に着けた奴の能力で色が変わったりもしたんだ。つまり、その魔力を無力化すれば・・」

「外れるって事か」

「ああ」

「とは言え、それでも半信半疑だけどなぁ・・」

「まあ良い。アイツとは多分、また会うと思う。その時に訊く事にするさ」

「すごい自信だな。何か根拠があるのか?」

「いや無い。ただの勘だ」

「ユウも勘を当てにする事があるんだな」

「勘を侮ってはいけない。直感って言うのは得てして当たるものだ」

「それ、オレは良く分かるぜ。リーケルの直感は怖いぐらい当たるからな」

「オイラはあまり勘は信じないかも」

「それも人それぞれさ。とりあえず、今は試合を見るか」

 

4人はテレビに注目した。

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