ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「レディース&ジェントルマン!!第5回ツヴァイク武闘会もいよいよ大詰めだ!出場者291人の頂点を決めるべく、二人の選手が勝ち残った!!」
まずはユウの方を手で示した。
「一人目はユウ選手!予選でエイト戦士’Sの一人ダイカク選手を倒し、本選でウナガ選手、ガモリー選手と、相次いで強敵に勝利して来た!全ての戦いが決して楽では無かった!その勝利が果たして報われるのか?!」
「おおおおおお!!!!!」
観客が盛り上がった。
盛り上がりが落ち着くと、次にタバタはネビユの方を手で示した。
「二人目はネビユ選手!紅二点の一人だ!予選でエイト戦士’Sのシノ選手を力でねじ伏せ、本選ではルネ選手を倒し、そしてエイト戦士’Sの最後の砦であるソウスケ選手を瞬殺した!その実力は本物だ!果たして、ツヴァイク武闘会初の女性王者が誕生するのか?!」
「おおおおおおおおおおおおお!!!!!」
観客がさらに盛り上がった。
どうやら、観客はネビユファン(?)の方が多い様だ。
シンベエとソウスケが敗れた時点で、ほとんどの観客にとって賭けは関係なくなってしまった。
なので、応援したい方を応援しようと言う事なのだろう。
「それでは、第5回ツヴァイクトーナメント決勝、ユウVSネビユ、始め!!」
マシンガントークでぶっ飛ばす!
(へっ?)
マシンガントークでぶっ飛ばす!
(ちょ・・何だよ・・?)
マシンガントークでぶっ飛ばす!
マシンガントークでぶっ飛ばす!
(何だよ・・?)
(何なんだよ?!)
(マシンガントークって)
(一体何なんだよぉ!?)
マシンガントークでぶっ飛ばす!
マシンガントークでぶっ飛ばす!!
マシンガントークでぶっ飛ばす!!!
「ユウ選手が先に動いたぜ!!真っすぐネビユ選手の元へと向かった!!」
「う・・うわあああああ!!!!!」
耐えきれなくなって、ネビユは横に逃げた。
「ネビユ選手、一体どうしたんだ?急に叫び声を上げて逃げ出したぜ!?」
やはりな・・。
ユウは確信を得た。
お前
人の心が読めるんだな?
(ば・・ばれた・・!)
ネビユは体中に汗をかいた。
だが完全にではない。
相手が強く思った事だけを読む事が出来る。
そうだな?
(どうしてそれが分かったんだ?!)
ネビユは軽く頷きつつ思った。
傍目には、顎を引いたぐらいにしか見えないだろう。
何故分かったのかを教えよう。
実はな。
マシンガントークでぶっ飛ばす!の後に
『今のは冗談だ』って
弱く思っていたんだ。
それが聞こえていたら
お前はあんなに怖がる訳無いだろう?
(うわっ!)
(騙された!!)
「二人が睨み合っている!お互い、どう動くか読み合いをしているのか?!」
何も知らないタバタは呑気に(?)実況をしている。
よし。
その調子で頼む。
決して言葉は発するな。
俺も
お前が心を読める事を
他人に知られたくないんでな。
(ど・・どうして・・?)
それは何故か?
変な奴に誘拐され
その能力を利用される恐れがあるからだ。
そんな事になったら
それは俺の責任だ。
だが
そうならないよう
細心の注意を払おう。
(何もそこまで気を使ってくれなくても・・)
(でも)
(かなり嬉しいな)
ネビユは心がキュンとした。