ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
(そう言えば結局・・)
(『マシンガントーク』って何だったんだ?)
『マシンガントーク』が何か
気になるようだな。
(な・・何で分かったの?!)
(まさかあなたも)
(心が読めるの?!)
俺も心が読めると思っているようだな?
それは違うぞ。
今のお前の動きと表情を見て
そう思ったに過ぎない。
(ああ~)
(ガモリーとおんなじ事言ってる)
(やっぱり姉弟なんだな~)
その表情・・
今のお前の考えは
良く分からないな。
(そりゃそうでしょうとも)
(あなたはガモリ―が自分の実の姉だなんて)
(知ってる訳無いからね)
(いや・・)
(もしかしたら知ってるのかも・・?)
まあ良い。
『マシンガントーク』だがな。
あれは特に意味が無いんだ。
(はっ?)
『マシンガントークでぶっ飛ばす』
この言葉のテンポと音が
何となく気に入ったからだ。
お前を混乱させる事が出来るなら
他の言葉でも良かったんだ。
(な・・)
(何じゃそりゃ~!?)
何だそれ?!
って感じか?
まあ
これで悩みは無くなったはずだ。
悩みは動きを鈍らせるからな。
思う存分俺にぶつかって来い。
(そこまで計算してるなんて)
(大した人だ)
(けど)
(時折変な人になるよなぁ)
(天然なのかな?)
(そう言えば)
(ガモリーも『武闘会』なのに)
(『トレードで勝負しましょう』とか言ってたし)
(やっぱり血は争えないんだね)
「OK!それじゃあ様子見は終わり!全力で行くよ!!」
「来い!」
「おっと!ネビユ選手、心が落ち着いたと見える!ようやく動き出したぜ!」
ユウはその場で身構えた。
ユウとぶつかる寸前でネビユは方向を変え、少しだけユウと距離を置いた。
「!?」
この動きは予想できなかったので、ユウは少しの間固まってしまった。
「ダンシングリーフ!」
「しまった!!」
「ネビユ選手、うまくユウ選手の裏をかき、魔法盾を発動させたぜ!」
ユウが固まった一瞬の隙をつき、ネビユは魔法盾を発動するのに成功した。
「やるな」
「どういたしまして」
(あなたはこの魔法盾を)
(どう攻略する?)
ネビユが少し微笑んだ。
魔法盾の厄介さは
すでに折紙付きだからな。
だが
俺はルネのようには行かないぞ。
「ヒートウェイブ!!」
「ぐっ・・!」
「ユウ選手、ヒートウェイブを唱え、ネビユ選手の魔法盾を無効にする作戦だ!!」
(まあ)
(そうなるよね)
ネビユは目を閉じた。
決して眩しくは無いのだが、体に『日の輝き』を感じる。
(今の地相は『太陽』だね)
(これからどう展開していくのかな?)
(ルネの二の舞にはならないと思うけど)
「ウインドダート!!」
「おっと!これはルネ選手とネビユ選手の戦いを彷彿させる展開だ!ユウ選手には、何か策があるのか?!」
当たり前だ!
「五月雨斬り!!」
「わっ!?」
「ユウ選手、なるべく早い段階で地相を変える『技』を使用したぜ!!これは何を意味するのか?!」
(確かに・・)
(もっと術でやり合うと思ったのに)
(今ので水の地相になった)
(おかげで少しダメージを受けちゃった)
(まあでも)
(許容範囲だね)
ネビユは態勢を立て直した。