ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
テレビの外では、ウナガ、リーケル、ルネの三人が無言でこの戦いを見守っていた。
「ルネ、この先の戦いをどう見る?」
ようやくリーケルが口を開いた。
「そうだな・・。この先はオレの時と同じような展開にはならないはずだ」
「そうだね。ユウはルネとネビユの戦いを見てた。だから、ルネの時と同じように戦えば、魔法盾が無い分、自分がフリになると考えてるよね」
「ああ。ウナガの言う通りだ。魔法盾が無いのだから、地相の変化合戦を行った場合、ユウはダメージを受け続ける訳だからな」
「って事は、ここから先はユウの独自の戦い方で行くって事だな?」
「ああ。そうしないとネビユには勝てない。しかも、ネビユはオレとの戦いの時とは明らかに違う事が一つある」
「それは?」
「『スカイドライブ』さ。あの技は、地相を『蒼龍』に変化させる事が出来るんだ」
「そうなのか?」
「ああ。オレはあの技を直に喰らったからな。間違いない。元々魔法盾の影響を受けない技だから、地相を変えようが変えなかろうが、あの時のオレはダメージを受けていたがね」
「そうか・・。ネビユちゃんのMPが無くなり、もう地相を『蒼龍』に戻せないとユウが考え、ユウが突撃した所をネビユちゃんがスカイドライブを使い、地相を蒼龍に戻す・・って事もありうる訳だな?」
「ああ。それでダンシングリーフの効果が復活し、ユウが慌てた所をネビユが止めを刺す・・。そう言う展開もあるんじゃねえかと思う」
「だからユウは早めに技を使ったって事なのかな?」
「おそらく・・な」
再び三人は無言になった。
「二人が再び距離を取ったぜ?!さあ、次はお互いどう動く?!」
二人が再び距離を取って向かい合うと、ユウがニヤリとした。
安心したよ。
(えっ?)
お前
決勝が始まる前は
俺とガモリーの戦いが事実上の決勝で
自分は決勝の相手に相応しくないと
思っていただろう?
(うっ!)
(そ・・そんな事まで分かるの・・?)
だが今は違う。
自分に自信を持って戦っている。
大体
決勝の相手に相応しく無いのは
俺の方だ。
(どう言う事・・?)
あの戦いは
どう考えても俺の負けだった。
ガモリーは
わざと負けたんだ。
(どうして・・?)
理由は分からないがな。
本気を出していないみたいだった。
だから
『本気を出せない理由』が
あったんだと思う。
(そう・・なんだ)
そう言う訳だ。
もしまだそんな事が
少しでも頭の中にあるのなら
全て捨て去ってしまってくれ。
お互い全力を出さずに終るのは
納得いかないだろう?
(うん!!)
良い笑顔だな。
俺の取り越し苦労だったと言う訳か。
それじゃあ
行くぞ!!
(よし来い!!)
ユウが物凄い速さでネビユに接近した。