ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「でもどうしてすぐに治してあげなかったの?」
「自分がやった事がいかに愚かだったかを分からせるためだ。良く分かっただろうユウ?」
「はい。良く分かりました。俺はゴドウィンを救ってやりたかったんです。でも、あまりにも非力すぎました」
「ほう・・。何故救おうと思ったんだ?」
「ゴドウィンの前にモンスターになった二人は、倒した時すごく嬉しそうでした。なので、たとえ死んでいたとしても、モンスターになるのはとても辛い事なのだと分かったのです」
「それでゴドウィンを早く解放してやろうと思った・・か。それは良い心がけだが、お前は一人じゃない。周りに私達もいるんだぞ」
「そうだぞ?お前がいきなり一人で突っ込んだ時は肝をつぶしたよ」
「私もです」
ユリアン大臣とモニカ様が笑った。
「済みません皆さん。以後気を付けます」
「うむ。まあ、最後に私が意図した事を良く理解して、無事ゴドウィンを倒す事が出来たのだから、その事はもう不問にしよう。それにどうやら、奴と共に、娘も解放出来たようだしな」
「やはり・・そう言う事でしょうか・・?」
「そうだな・・。娘の姿は無いのに、ゴドウィンを倒したら一緒に解放された。それはつまり・・」
「ミカエル。その先はやめておきましょう。あまりにも救いが無さすぎるから」
「そうだな」
この話はここで切り上げる事になった。
「さてと、それでは戻るとしようか。まずはおとりチームと合流しないとな」
俺達はおとりチームと合流する事にした。
一方、おとりチームの方も・・。
ゴドウィンが倒された事で、兵士達の姿が消えていった。
後々聞いた所によると、消え際に感謝の言葉を述べていったとの事だ。
「はあ・・助かった・・」
5人はその場にしゃがんだり、寝転んだりした。
もうすでに、体力の限界だったようだ。
「皆・・無事か?」
「はい・・」
「何とか・・」
「こっちもです・・」
「まだやれる・・事も無さそうです」
「流石のイドゥンでもきつかったか・・」
ゾーマが軽口を言った。
「ああ・・」
「にしても、流石のミカエル様達も・・結構苦戦したって事だよな・・?」
「そうですね・・。ああ・・。帰ったら新しい斧を調達してもらわないと・・」
「ああ・・!私もだ・・!もうブロードソードでは厳しそうだからな・・。ミカエル様に強くて新しい武器を用意してもらわないと!!」
「はははは!!」
ラドムの言葉に、イドゥン以外が声を上げて笑った。
イドゥンも珍しく微笑んでいる。
「さて・・、少し休んだら帰るか・・。今はまだ動けそうにない」
「ですね・・。もう少し私に力があれば・・」
「そうだな・・。私もだ・・。ん・・?」
「どうしたセト?」
ラドムが尋ねた。
「あ、いえ・・。どうやら気のせいです。やはり疲れているのか・・」
「そうか」
「あ、あれは・・ミカエル様達だ!」
ゾーマが一早く気づいた。
その後、おとりチームは俺達と合流し、無事ロアーヌに帰還した。