ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ユウ編 第一章⑮

「でもどうしてすぐに治してあげなかったの?」

「自分がやった事がいかに愚かだったかを分からせるためだ。良く分かっただろうユウ?」

「はい。良く分かりました。俺はゴドウィンを救ってやりたかったんです。でも、あまりにも非力すぎました」

「ほう・・。何故救おうと思ったんだ?」

「ゴドウィンの前にモンスターになった二人は、倒した時すごく嬉しそうでした。なので、たとえ死んでいたとしても、モンスターになるのはとても辛い事なのだと分かったのです」

「それでゴドウィンを早く解放してやろうと思った・・か。それは良い心がけだが、お前は一人じゃない。周りに私達もいるんだぞ」

「そうだぞ?お前がいきなり一人で突っ込んだ時は肝をつぶしたよ」

「私もです」

 

ユリアン大臣とモニカ様が笑った。

 

「済みません皆さん。以後気を付けます」

「うむ。まあ、最後に私が意図した事を良く理解して、無事ゴドウィンを倒す事が出来たのだから、その事はもう不問にしよう。それにどうやら、奴と共に、娘も解放出来たようだしな」

「やはり・・そう言う事でしょうか・・?」

「そうだな・・。娘の姿は無いのに、ゴドウィンを倒したら一緒に解放された。それはつまり・・」

「ミカエル。その先はやめておきましょう。あまりにも救いが無さすぎるから」

「そうだな」

 

この話はここで切り上げる事になった。

 

「さてと、それでは戻るとしようか。まずはおとりチームと合流しないとな」

 

俺達はおとりチームと合流する事にした。

 

 

 

一方、おとりチームの方も・・。

ゴドウィンが倒された事で、兵士達の姿が消えていった。

後々聞いた所によると、消え際に感謝の言葉を述べていったとの事だ。

 

「はあ・・助かった・・」

 

5人はその場にしゃがんだり、寝転んだりした。

もうすでに、体力の限界だったようだ。

 

「皆・・無事か?」

「はい・・」

「何とか・・」

「こっちもです・・」

「まだやれる・・事も無さそうです」

「流石のイドゥンでもきつかったか・・」

 

ゾーマが軽口を言った。

 

「ああ・・」

「にしても、流石のミカエル様達も・・結構苦戦したって事だよな・・?」

「そうですね・・。ああ・・。帰ったら新しい斧を調達してもらわないと・・」

「ああ・・!私もだ・・!もうブロードソードでは厳しそうだからな・・。ミカエル様に強くて新しい武器を用意してもらわないと!!」

「はははは!!」

 

ラドムの言葉に、イドゥン以外が声を上げて笑った。

イドゥンも珍しく微笑んでいる。

 

「さて・・、少し休んだら帰るか・・。今はまだ動けそうにない」

「ですね・・。もう少し私に力があれば・・」

「そうだな・・。私もだ・・。ん・・?」

「どうしたセト?」

 

ラドムが尋ねた。

 

「あ、いえ・・。どうやら気のせいです。やはり疲れているのか・・」

「そうか」

「あ、あれは・・ミカエル様達だ!」

 

ゾーマが一早く気づいた。

 

その後、おとりチームは俺達と合流し、無事ロアーヌに帰還した。

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