ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
ユウとネビユがテレビの中から戻って来た。
「二人ともお疲れ!」
「お疲れさん!」
「お疲れ様」
ウナガ、ルネ、リーケルの三人が二人を労った。
「あ~悔しい!!」
ネビユが笑いながら言った。
「悔しいわりには楽しそうだな?」
ユウがネビユに尋ねた。
「うん!すごく楽しかった!!ルネがアタシに負けた時もこんな気持ちだったんだろうな」
「そうか。それなら良かった」
「あとね、あなたの事、大分誤解してた。誤解が解けて良かったよ」
「誤解をされるのはお前のせいじゃ無い。俺のせいだ。だから気にするな」
「ふふ・・。相変わらず変な人。だったら最初から誤解されないようにしなきゃ良いのに・・」
「いや、そう言われても・・」
「そうだそうだ!俺だって誤解してたぞ!!」
リーケルがネビユに同調した。
それを聞くとルネが笑った。
「ははっ!まあそうだろうな」
「けど、何でそんな誤解されたいんだ?」
「リーケル・・。俺は別に誤解されたい訳じゃない。ただ、余計な事はしたくないだけだ」
「ようは不器用って訳だ。何か分かる気がする」
「助かるよネビユ」
「どういたしまして」
ネビユが微笑みながら言った。
「オイラは別に誤解して無かったけどね!」
「そうだったな。ウナガは最初から俺に気楽に話しかけてくれてたからな。ありがとうウナガ」
「へへへ!!」
ユウに褒められ、ウナガは素直に喜んだ。
「諸君!待たせたな!!」
テレビからタバタが出て来た。
「今から表彰式だ!」
タバタがそう言うと、テレビのある付近のリングが動き出し、テレビが地下に収容されていった。
テレビが完全に収容されたが、リングはまだ下から戻ってこない。
「それではここで、本大会の主催者であるツヴァイク公のご登場だぜ!!」
下がっていたリングが上に上がって来て、今度は男が一人乗っていた。
たくましい髭を生やした、60前後の男だ。
「ではユウ選手とネビユ選手はリング中央のツヴァイク公の元へ行くが良い!!」
タバタがリング中央に向かうと、ユウとネビユも後に続いた。
そしてツヴァイク公の前で横一列に並んだ。
タバタはツヴァイク公を補佐するべく、ツヴァイク公の隣に立った。
「素晴らしい戦いであったぞ!!」
ツヴァイク公は満足そうだ。
「ではまず、準優勝のネビユ選手、前へ」
「はい」
タバタに呼ばれ、ネビユはツヴァイク公の元へ向かった。
「準優勝のネビユ選手には賞金500万オーラムだ」
「ご・・500万オーラム????!!!!」
ネビユは跳びあがるかと思われるほど驚いた。
「驚いた驚いた!いや~良かった良かった!!」
「そりゃ驚きますよ」
「だろ?だからそう言ったんだ」
タバタは嬉しそうだ。
「ですがそんな大金、持って帰れないと思いますが・・」
「大丈夫だ。ほれ」
ツヴァイク公は小さな封筒をネビユに渡した。