ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ガモリ―編 第三章①

私はその日の夜にピドナに戻ってきました。

ピドナに着いた私は、早速ルートヴィッヒ様と謁見する事にしました。

 

謁見場所は執務室です。

わざわざ玉座の間に集まる必要も無いからです。

 

そこには、ルートヴィッヒ様とヴォルフ元帥、そして元帥のお子様であるメリアさんとイードさんがいました。

ルートヴィッヒ様とヴォルフ元帥は元々ここで話をなさっていたそうですが、メリアさんとイードさんは私が戻って来た事を聞いて、急いでやって来てくださったとの事です。

 

「では早速、成果を聞こうか」

「はい」

 

私はまずは、ポドールイでの出来事について話しました。

 

「フム・・。まだお前自身が何者かは分からないと言う事だな?」

「はい。ですが、自分の正体の片鱗のような物が見えて来た気がします」

「そうか。それは良かった。いつか自分の事が完全に分かると良いな」

「ありがとうございます」

「よし。では次の話を頼む」

「承知しました」

 

続いて私は、キドラントでの出来事を話しました。

 

「それで、見事にキドラントと協力関係を結んだ訳だな?」

「はい」

「それは頼もしい」

「でも良く我慢できたなぁ・・。俺だったら間違いなくその町長をぶん殴ってたな」

「私もイライラしましたよ?イードさん」

「やっぱりそうだよな!」

 

イードさんは私と意見があって喜んでいるみたいです。

 

「おいイード。話の途中だぞ?」

「はっ!失礼しました!!」

 

ヴォルフ元帥に窘められ、イードさんは素直に頭を下げました。

 

「別に構わない。ガモリーよ、では次だ」

「はい」

 

それから私は、ツヴァイクの西の森に住む教授とのやり取りを話しました。

教授と親しくなった事を申し上げると、ルートヴィッヒ様とヴォルフ元帥が唸り声を上げました。

 

「あの変わり者と心を通わせる事が出来るとは・・」

「そうですね」

 

どうやらルートヴィッヒ様とヴォルフ元帥は、教授の人となりをご存じのようです。

 

「その『教授』はそんなに変わり者なのですか父上?」

 

メリアさんがヴォルフ元帥に尋ねました。

 

「ああ。相当な変わり者だ。ただ、天才である事は間違えようの無い事実だがな。色々な物を開発してツヴァイクの発展に一役買っているのだ」

「へえ・・。そうなのですか」

「その教授から『トランシーバー』を売ってもらえたのだな?」

「はい。これです」

 

ルートヴィッヒ様に質問された私は、10台のトランシーバーをルートヴィッヒ様に差し出しました。

私を除く4人が、トランシーバーをいじりながら感嘆の声を上げました。

 

「これはすごい。これならば遠くにいる仲間とも話が出来るのだな?」

「はい。そうです」

「良くやってくれた。これは今後、ピドナに更なる繁栄をもたらすだろう。礼を言うぞガモリー」

「もったいないお言葉です」

「では、次はツヴァイク武闘会の事かな?」

「はい」

「いよ!待ってました!!」

「ちょっとイード!さっきもそうだけど、ここはふざけるような場所では無いのよ?!」

「あ、いけね!ついうっかり・・。失礼しました!」

 

今度はメリアさんに窘められ、イードさんが再び頭を下げました。

 

「ふっ・・。気にするな。実は私も楽しみなのだよ」

「流石はルートヴィッヒ様!話が分かりますね」

「イード・・。全く調子が良いんだから・・」

 

メリアさんが呆れました。

ヴォルフ元帥も苦笑しておられます。

まあ、無理も無いかも知れません。

 

「ははは!ではガモリー、話を聞こうか」

「はい」

 

そして私は最後に、ツヴァイク武闘会について話しました。

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