ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

201 / 204
別れの言葉はいらない②

「いきなり恋愛の事を話すのはまずいよな」

「って言うかリーケル。その話題はお前にとってはノーダメージじゃねえか。お前なんて四六時中恋愛してるんだからさ」

「うっ!また痛い所を!!」

「まあオレも似たようなもんか」

「えっ!?ルネも四六時中恋愛してるの?!」

「ち・・違うぞネビユ!!勘違いするな!!オレが言っているのは、ネビユに大方暴露されちまった事だ!ほとんどバレてるから、オレもノーダメージって事だよ」

「ああ・・。あれの事ね・・。なるほど」

 

ネビユは合点がいったようだ。

 

「やっぱりあれって本当なのか?」

「・・まあな」

「そうか。結構長い間一緒にいたのに、俺は全然知らなかった・・」

 

リーケルがショックを受けたようだ。

 

「当たり前だ。お前にバレたら絶対に茶化されると思ったからな。だから言わなかったんだよ」

「そんな事無いって!俺に教えてくれていたら、絶対に応援してたよ」

「そうか・・。まあどっちにしろ、その子は今どこに住んでいるのか分からないんでね。それどころか、生きているのかすら分からない。だから、今のオレにはどうしようも無い」

「そうなのか」

「あ・・。ちょっと良い?」

「どうしたんだいネビユちゃん?」

「あ・・あのさ・・。申し訳ないんだけど、恋愛関係の話はアタシがいる間は無しにしてくれる?まだちょっとショックから立ち直って無いから・・」

「もしかして最近ふられたとか?」

 

ウナガが悪意0の訊き方をした。

 

「まあ・・ね」

 

(そんな話題聞かされたら)

 

(いやがうえにも)

 

(さっきの事をイメージしちゃうじゃない)

 

『さっきの事』とは、ユウとガモリーが戦っているイメージの事だ。

 

「アタシは明日の朝一の船で出るから、あまり長くはいられないんだ。だから、恋愛系の話はアタシが出て行ってからにしてほしい。アタシは話さないのに、皆のだけ聞くのなんてフェアじゃないしさ」

「そんな事気にするんだな。意外だ」

 

ルネが感心した。

 

「アタシだって色々辛い事経験してるんだよ?女なんだからさ」

 

(正確には)

 

(相手の心が読めちゃう事が)

 

(一番『辛い経験』なんだよね)

 

(今は理解者がいるから)

 

(まだ良いけど)

 

「『女なんだから』は良く分からんが、まあ良いさ。貴重な時間を嫌な時間にはしたくない。な、皆?」

「そうだね!楽しみたいよね!!」

「俺もその意見に賛成だ」

「皆、ありがとう」

 

ネビユは頭を下げた。

 

「よっしゃ!!じゃあまずは何から話そうか?」

「まずは改めて自己紹介しない?お互い、まだ良く分かってない事もあるだろうし」

「おっ!それ良いな!じゃあまずは自己紹介で」

「順番はどうする?アイウエオ順なら、またオイラが一番最初になるけど」

「ここは公平にじゃんけんにしよう。で、一番勝った人から時計回りって事で」

「アタシはリーケルの案に乗った。ルネとウナガは?」

「良いぜ」

「良いよ」

「よっしゃ!じゃあ行くぞ!!じゃんけん・・」

 

リーケルが単独で勝利した。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。