ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「いきなり恋愛の事を話すのはまずいよな」
「って言うかリーケル。その話題はお前にとってはノーダメージじゃねえか。お前なんて四六時中恋愛してるんだからさ」
「うっ!また痛い所を!!」
「まあオレも似たようなもんか」
「えっ!?ルネも四六時中恋愛してるの?!」
「ち・・違うぞネビユ!!勘違いするな!!オレが言っているのは、ネビユに大方暴露されちまった事だ!ほとんどバレてるから、オレもノーダメージって事だよ」
「ああ・・。あれの事ね・・。なるほど」
ネビユは合点がいったようだ。
「やっぱりあれって本当なのか?」
「・・まあな」
「そうか。結構長い間一緒にいたのに、俺は全然知らなかった・・」
リーケルがショックを受けたようだ。
「当たり前だ。お前にバレたら絶対に茶化されると思ったからな。だから言わなかったんだよ」
「そんな事無いって!俺に教えてくれていたら、絶対に応援してたよ」
「そうか・・。まあどっちにしろ、その子は今どこに住んでいるのか分からないんでね。それどころか、生きているのかすら分からない。だから、今のオレにはどうしようも無い」
「そうなのか」
「あ・・。ちょっと良い?」
「どうしたんだいネビユちゃん?」
「あ・・あのさ・・。申し訳ないんだけど、恋愛関係の話はアタシがいる間は無しにしてくれる?まだちょっとショックから立ち直って無いから・・」
「もしかして最近ふられたとか?」
ウナガが悪意0の訊き方をした。
「まあ・・ね」
(そんな話題聞かされたら)
(いやがうえにも)
(さっきの事をイメージしちゃうじゃない)
『さっきの事』とは、ユウとガモリーが戦っているイメージの事だ。
「アタシは明日の朝一の船で出るから、あまり長くはいられないんだ。だから、恋愛系の話はアタシが出て行ってからにしてほしい。アタシは話さないのに、皆のだけ聞くのなんてフェアじゃないしさ」
「そんな事気にするんだな。意外だ」
ルネが感心した。
「アタシだって色々辛い事経験してるんだよ?女なんだからさ」
(正確には)
(相手の心が読めちゃう事が)
(一番『辛い経験』なんだよね)
(今は理解者がいるから)
(まだ良いけど)
「『女なんだから』は良く分からんが、まあ良いさ。貴重な時間を嫌な時間にはしたくない。な、皆?」
「そうだね!楽しみたいよね!!」
「俺もその意見に賛成だ」
「皆、ありがとう」
ネビユは頭を下げた。
「よっしゃ!!じゃあまずは何から話そうか?」
「まずは改めて自己紹介しない?お互い、まだ良く分かってない事もあるだろうし」
「おっ!それ良いな!じゃあまずは自己紹介で」
「順番はどうする?アイウエオ順なら、またオイラが一番最初になるけど」
「ここは公平にじゃんけんにしよう。で、一番勝った人から時計回りって事で」
「アタシはリーケルの案に乗った。ルネとウナガは?」
「良いぜ」
「良いよ」
「よっしゃ!じゃあ行くぞ!!じゃんけん・・」
リーケルが単独で勝利した。