ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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別れの言葉はいらない④

「オレからは以上だな」

「じゃあ次はアタシだね。アタシはネビユ。元ニシコ出身で、現グレートアーチの占い師だよ」

「確か、ネビユちゃんの故郷は・・」

「そ。全て燃やされて、もう何も残ってない。そのおかげでアタシは『火』が苦手になった」

「むごすぎるぜ・・。犯人に心当たりはねえのか?」

「おそらくだけど、今、世界を賑わせている奴の一人だと思う」

「えっ?それってまさか、死体をモンスターに変えてるって言う?」

「うん」

「一人でやってると思ってた・・」

「一人じゃこんな短時間で、世界中にモンスターを作ったり出来ないよウナガ。ピドナにもモンスターいたんじゃない?」

「うん。ピドナの魔王殿にもいたよ。一体だけだけど」

「スタンレーとファルスの付近にもいたぜ。しかも結構たくさん」

「そう言う事。ちなみに、グレートアーチの付近にはまだモンスターはいなかった。野盗はいたけどね」

「野盗か・・。野盗もどこにでもいるよな。スタンレーの近くの洞窟にもいたしよ」

「そいつらが原因でファルスとスタンレーが戦争になりそうなんだもんな」

「そうなんだ。大変だね・・って、それじゃあ急いで戻らないと行けないんじゃないの?」

「無駄だよ。もう戦争は止められないんだ。ハリードさんがそう言ってた」

「ハリードさんが・・」

 

ウナガが呟いた。

 

「そう言う訳だから俺達はあせっていないんだ。戦争が起きたら全力で止める。それだけだよ。な、ルネ?」

「ああ。その通りだ」

「そっか」

「と言う訳で、ネビユちゃんの自己紹介を続けてよ」

「分かった。家族構成は父と母と祖父。父と母は燃えちゃって跡形も残ってないけどね」

「うう・・。話を聞けば聞くほど、どんどん辛くなる」

「オイラも・・」

「オレもだ」

「そう?アタシからしたら、もっと辛い想いをしている人がいると思うけどな」

「この中にかい?」

「うん」

「誰だろうな・・?」

 

リーケルは首を傾げた。

 

「次は特技だね?特技は占い。たまに・・本当にたまにだけど、未来も見えたりするんだ」

「おお~!!」

 

男三人が声を揃えて言った。

 

「母はもっと頻繁に未来が見えていたんだけどね。アタシはまだ儀式を終えていないから」

「確か、その儀式の最後に、ネビユの母さんの霊がいたんだよね?」

「うん」

「その理由は分からないの?」

「うん。何かアタシに伝えたい事があるんだと思うけど、良く分からない」

「そうか」

「やっぱりどう考えても、ネビユちゃんが一番辛いと思うけどな~」

「まあ、それは人それぞれ考えがあって良いと思うけどね。次は趣味か。趣味ねぇ・・。何かあるかな?」

「男を罵倒するのは趣味じゃねえのか?」

 

ルネはニヤニヤしながら言った。

 

「失礼ねえ・・。けど、アンタの言い分も間違いじゃないね」

「えっ!?それじゃあ男を罵倒するのが趣味だと・・?」

 

リーケルが震えながら言った。

 

「違う違う!そんなの趣味じゃ無いけど、相手の気持ちを考えずに好き放題言ってたのは事実だって事。反省しなきゃね・・」

「まあでも、そのおかげで少しは良い方に変われた奴もいるって事も忘れないでくれよ?オレみたいにな」

「ありがとうルネ」

 

ネビユは素直にお礼を言った。

 

「う~ん・・。ダメだ。趣味は思いつかないなぁ・・」

「ネビユは趣味が『占い』で、特技は『相手に対して厳しい事を言って、その相手を変える事が出来る』って事にすれば良いんじゃねえか?」

「そう?じゃあそう言う事にしておこっか」

「ははは!ネビユちゃんって、結構軽いんだね」

「それで良いんだよ。これはただの自己紹介なんだからさ。と言う訳で、アタシからは以上だね」

「それじゃあオイラの番だね」

 

自己紹介のラストを飾るのはウナガだ。

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