ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ユウ編 第二章④

「さて・・。亡くなった動物や植物をモンスターに変えている存在ですが、それは三つ目の、『自分が何者かを尋ねるため』にも深く関わってきます」

「俺が『今の俺』になった原因が、モンスターを作っている存在と同一人物だと言う事ですか?」

「そうです」

「信じられない・・」

「でしょうね。ですが事実です」

「では、教えてください」

「分かりました。彼らは『魔導士』と呼ばれる者達です」

「魔導士・・」

 

 

聞いた事が無い名だ。

 

 

「『魔導士』は、この世界の地相である、蒼龍、朱鳥、白虎、玄武、太陽、月の6人で構成されています。彼らの目的は、『自分が得意とする地相』の色に、この世界を全て塗り変える事です。そのためには手段を選ばないような冷徹な一面があります」

「仲間意識は特に無いと言う事ですか?」

「そうですね。彼らは一緒に行動していましたが、お互いがお互いの事に関心を持ったりはしませんでした」

「行動して『いた』?では今は・・」

「ええ。今は皆別れて行動しています」

「冷徹な一面があると仰いましたね?今そいつらがやっている、『死んだ動物や植物をモンスターに変える』事も冷徹な一面の一つでしょうか?」

「そうです。彼らは自分の目的のために死んだ者をモンスターにして、そのモンスターを部下にしているのです」

「何故、今頃になってそんな事を?」

「それは当然ですよ。今までは封印されていたのですから。ですが、彼らを封印した者達が倒された事で封印が解けたため、行動を再開したのです。もっとも今はまだ、蒼龍、朱鳥、白虎、玄武の4人しか復活していませんがね」

「残りの二人は何故復活していないのですか?」

「封印した者がまだ生きているからですよ。復活していないのは、『太陽』と『月』の魔導士です。何か思い当たる節はありませんか?」

「『太陽』と『月』?」

 

 

ま・・まさか

 

 

『太陽の貴公子』と

 

 

『月の女神』じゃ・・。

 

 

「どうやら気づいたみたいですね」

「俺とガモリーが・・、その二人を封印した・・?」

「そうです」

「俺達は・・一体・・いつの時代の存在なのですか?」

「少なくとも、600年は昔の存在です」

「それがどうして・・今この時代に・・?」

「他の4人と違い、あなた方二人だけは自我を完全に乗っ取られる事を防げたのです」

 

少しずつ

少しずつ

記憶が蘇ってくるのを感じた。

 

「そうか・・。俺とガモリーはあの時・・」

「何か思い出しましたか?」

「はい。『あの時』何があったのかとか、俺とガモリーの本名とか、色々思い出しました」

「そうですか。それは良かった。では、あなたが思い出した事を話していただけますか?」

「分かりました」

 

俺は記憶を辿る事にした。

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