ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ユウ編 第二章⑦

「皆さん、一ヶ所にまとまって・・えっ!?」

 

グレモリーが驚きの声を上げた。

 

「どうしたんだ姉さん!?」

「これは・・。何かが邪魔をしてこれ以上移動できません!」

「何だって!?」

 

俺も上下左右に移動してみたが、途中までしか移動できなかった。

見えない壁みたいな物が邪魔をしているんだ!

 

「私もだ」

「僕もだよ!!」

「ワシもじゃ・・」

「俺もだぜ!」

 

他の4人も同じようだ。

これじゃあ皆と合流できない!!

 

「我々は単独で戦うのが得意なのでね。悪いが結界を張らせてもらった。この結界は絶対に破壊できないし、どんな攻撃も結界の外に出る事は無い」

「まあ、そう言う事さ。俺達も結界の外には出られないから、状況は50-50ではあるがな」

 

茶色の言葉を緑色が補強した。

 

50ー50と言うが、流石にそれは無い。

状況は同じでも、この状況を作り出した奴らと、予測出来なかった俺達とでは、精神的余裕が圧倒的に違う。

 

そうこうしている内に、魔導士6人が移動を始めた。

俺達6人をさらに引き離すつもりだ。

 

どうやら結界は、張った奴を中心に展開されているみたいで、魔導士が右に動けば結界も右へ動く。

つまり、俺達も移動を余儀なくされると言う事だ。

移動しなければ見えない壁がぶつかってくるからだ。

 

「こうなったら仕方が無い!こちらも同じように戦うしか無いな!!」

 

流石は六磨貴族の中で意志力ナンバー1の男アラケスだ。

すぐに覚悟を決めた。

アラケスと対峙しているのは茶色だ。

同じ白虎地相同士の戦いと言う事になる。

 

俺だって意志力では負けてはいない。

俺もすぐに同じように動いた。

俺と対峙しているのは赤色だ。

俺も太陽地相同士の戦いと言う事になる。

 

それからビューネイ、フォルネウス、アウナスの順番で動いて、それぞれ緑色、青色、朱色と対峙した。

つまり、グレモリーは黄色と対峙している事になるので、皆が同じ地相同士の戦いとなった。

これは相手が選んだ事なので、何か意図があるのか?

 

「姉さん、大丈夫か!?」

 

俺は、グレモリーの動きが散漫になっているのを見て言った。

何とか距離が離れる前に状況を確認する事が出来て助かった。

 

「あ・・。え・・ええ。だ・・大丈夫です!」

「大変だとは思うが、出来るだけ周りにも気を配ってやってくれ!それで、まずくなったら何かアドバイスを!!」

「分かりました!」

 

ようやくグレモリーも戦いに専念し始めた。

まさか、予測不能の事態が起こると、あんなに混乱するとは思わなかった。

グレモリーが皆の事を注意して見るのと同じように、俺もグレモリーを注意して見ないといけないな。

 

フォルネウスが『大車輪』で、ビューネイが『アースライザー』で、アラケスが『大回転』で、アウナスが『火炎』で攻撃した。

これは相手にダメージを与えると言うよりも、周りにある結界を破壊するために使ったのだろう。

だが、どの攻撃も結界の外には届かなかったようだ。

奴らが言った事は正しかった。

 

「無駄ですよ。どんな強力な攻撃を繰り出しても、この結界は壊れません。私達を倒さない限りは」

 

俺と対峙している赤色が言った。

 

「なら話は簡単だ。お前を倒す!」

「ふふ・・。うまく行くと良いですね」

 

赤色は随分と余裕だ。

今に見てろよ!!

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