ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
まずはユリアン大臣とモニカ様に。
「ユリアン大臣、モニカ様、ありがとうございました」
「俺は何も心配していないよ。お前ならやれる」
「ええ。私もそう思います。頑張ってくださいね」
「はい!」
次はラドム将軍に。
「将軍!色々とありがとうございました!」
「君はまだ若い。更なる成長をして戻ってくると信じているよ」
「はい!」
そして、ロアーヌ四天王に。
「ゾーマ様、イドゥン様、ラスタ様、セト様、色々とありがとうございました」
「まあ、大した事は何もしてやれなかったがね」
「私もです」
ゾーマ様とラスタ様が謙遜して答えた。
「お前と共に過ごした日々は決して忘れまいよ」
「元気でな」
セト様とイドゥン様が言った。
イドゥン様の言葉は短かったが、色々な感情が見え隠れしているように感じた。
そして、その他のお世話になった人達・・。
俺は改めて思った。
俺は色々な人に支えられた結果、今を生きているのだと。
「では行ってきます!!」
俺はロアーヌを後にした。
ミュルスには、『マコ』がモンスターに対する結界として置かれている(動いているが)。
マコとは、ツヴァイクの西の森に住む教授が作ったペット(ネコ型ロボット)だ。
今ではすっかりミュルスで人気者になっており、マコを見るためにわざわざやって来る人もいたりいなかったりするらしい。
俺達三人は、そんなミュルスの港へとやって来た。
「いずれは別れの日が来るのは分かっていたけど・・」
カタリナ様が呟いた。
「いざその時が来ると・・やっぱり・・悲しいわね・・」
カタリナ様が涙を流した。
そう言えば、カタリナ様はさっきほとんど話をしなかった。
話をするとさらに辛くなるからって事か・・。
ずっと辛かったはずなのに、今まで涙を決して流さなかった。
やはり、部下の目を気にしていたと言う事なのか。
強い人だ・・。
俺がそう思っていた時、カタリナ様が俺を徐に抱きしめた。
モニカ様もそうだったが
カタリナ様も良い匂いがする。
「元気でね・・」
「はい・・」
俺もカタリナ様を抱きしめ返した。
カタリナ様が離れると、今度はミカエル様が抱きしめてきた。
すごく鍛えられた体で、ものすごく頼もしく感じた。
俺も、ミカエル様を抱きしめ返した。
この時ほど、俺はこう思った事は無い。
彼らの本当の子供だったら良かったのに・・。
と。
そう思ったら、俺も涙が溢れてきた。
情けない・・。
涙は二度と見せないと誓ったのに・・!!
「さて・・と。名残惜しいが、いつまでもこうしている訳にもいくまい」
ミカエル様が俺から離れた。
「次に会う時は、私を超えていると信じているよ」
「それはちょっと厳しいです・・」
お二人が笑ったので、俺も自然と笑顔になった。
「では行ってきます!父上、母上!!」
「ああ!」
「頑張ってね!!」
俺はお二人に見送られ船に乗った。
お二人は俺が見えなくなるまで手を振っていた。
俺も、お二人が見えなくなるまで手を振り返した。
こうして俺は、ツヴァイクへと出発した・・。