ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ムサイ三連星④

「悪いな。盛り上げなきゃいかねえのに、しんみりしちまった」

「いや。そんな事は無いよ。ルネがその子を想う気持ちが良く分かった。いつかまた会えると良いね」

「ああ。サンキュなウナガ」

 

ルネがリーケルを見た。

 

「さて・・。じゃあラストは頼んだぜリーケル」

「よっしゃ!!俺が今好きな人は・・」

 

リーケルが間を置いた。

 

「ずばり、ファルスのメイドだ!」

「メイド?アイツか・・。って言うかお前、本命がいるのに『ガモリーさんがうんたら』だの、『ネビユちゃんがかんたら』なんて言ってやがったのか」

「それとこれとは話が別さ!俺は世界中の全ての素敵な女性を大切にしたいんでね」

「随分壮大な理想だが、そう言う事は女にモテてから言えよ」

「ルネが言うと説得力があるから怖い・・」

「ったく・・。にしても、あの取っ付き辛いメイドよりかは、ガモリーやネビユの方が断然良い奴だと思うがね」

「取っ付き辛い?俺はそうは思わないが・・」

「どんな人?」

「年齢は俺より少し上くらい。かなりの美人。俺が食事に何度誘っても絶対にうんと言わない。そんな所がまた良いんだ」

「はあ・・。そうかい」

「リーケルってやっぱり『マゾ』なんだね・・」

「そんな風に言われるのは心外だよウナガ君」

「で、その人の名前は?あと、どう言った経緯でファルスのメイドになったのかな?」

「名前は『クノ』ちゃん。父が雇ったみたいだけど、詳しい事は知らない。そう言えば出身地も訊いて無いな・・。彼女は何故か知らないけど、自分の事を話したがらなかったからな。けどまあ、いずれは聞き出してみせるさ。妻の事はしっかり把握して無いといけないからな!」

「つ・・妻・・?一体何年後の話をしているんだ?オレはやめておいた方が良いと思うけどな。アイツはただ者じゃねえ」

「・・と言うと?」

「アイツとすれ違った時に、足音が聞こえなかったんだよ。足音を立てない歩き方を『忍び足』って言うらしいが、そんな動きをする奴が一般人だと思うか?」

「へっ?そうだったのか?う~ん・・。俺は足音なんか意識した事が無かったなぁ・・」

「それじゃあ、今度会った時に気を配ってみるんだな」

「分かった」

「まあ、お前の色恋沙汰に、これ以上とやかく言うのはやめておく。後は好きにしな」

「よっしゃ!ぜひ応援してくれ!!」

「これで終わり・・かな?オイラもう疲れた・・」

「いやいや!俺はまだまだ話したりないぞぉ!!・・と思ったけど、俺ももう疲れた」

「お前がそんな事を言うとは、よっぽどと言う事だな。それじゃあシャワー浴びてもう寝ようぜ。明日は結構な距離を歩く事になりそうだしな」

「海路でファルスから行くんじゃ無くて、陸路で行くんだね?」

「ああ。陸路でキドラント、キドラントから船に乗ってユーステルム、さらに陸路でランスと行って、ランスの地下から洞窟入口に行こうと思ってる」

「俺達はファルスに船で行くと捕まるかも知れないからな。それに、このルートで行くと、もしかしたら途中でハリードさんに会えるかもしれないし」

「それを狙っての事かぁ。了解!じゃあ明日は頑張らないと!!」

「よっしゃ!!じゃあシャワー浴びる順番決めようぜ!!」

「疲れてても、じゃんけんをする元気はあるんだな・・」

 

こうして三人はシャワーを浴びた後、ベッドで休む事にした。

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