ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
洞窟への入口にたどり着くと、確かに入口の上に芝生が乗っかっている。
それをどけると、今度は蓋があった。
蓋も見せかけみたいな感じで難なくどかす事が出来た。
「この蓋、何でこんなに軽いんだ?」
ルネが首を傾げた。
「多分、ここを下りる時に、中から元に戻せるようにするためじゃないか?」
「なるほどな。開けっ放しだと住民が怖がるもんな。それじゃあ、しっかり芝生もくっつけて元に戻しておくか」
リーケル、ウナガ、ルネの順に下に下り、ルネが洞窟内から芝生の付いた蓋を持ち上げて閉めた。
前回とは逆に段差を下り、正面にある細い道を一列で進み、以前は野盗のボスがいた大広間を進み地下一階へ。
そしてさらに一本道を進み、一階へとたどり着いた。
「ストップ!」
一階をしばらく進み、入口が近付いて来た時、リーケルが後ろの二人を小声で止めた。
三人は急いで物陰に隠れた。
「どうしたのリーケル?」
ウナガも小声で答えた。
「入口の前にでかいモンスターがいる」
「何?またオーガか?」
「姿は似てるけど・・。とにかく見てくれ」
ウナガとルネが、物陰から覗き込んだ。
リーケルが行った通り、でかいモンスターが後ろ向きで洞窟の入口付近に立っている。
そして、左右を交互に見回している。
誰かを探しているようだ。
見た目は確かにオーガと同じだが、武器がスリッジハンマーでは無くて剣(三日月刀)で、さらに盾(スパイクシールド)まで装備している。
あと、兜(フルフェイスか?)も装備しているが、サイズが合っていない。
なのでフルフェイスなのに、頭の天辺付近しか守られていないのだ。
ソイツは『オーガバトラー』なのだが、この三人が知る由もない。
「オーガの強化版って感じか・・」
「多分、そんな感じだと思う」
「さてと・・。どうするリーケル?」
「前と立場が逆だな。前は俺が『どうするルネ?』って訊いたんだっけ」
「そうだったな。あの時は恐怖を感じてどうしようか悩んでて、そうしたらハリードさんが来たんだったよな?」
「ああ。あの時は本当にびっくりしたよな。何せハリードさんが接近しているのにまるで気づかなかったのだから」
「そうそう。今まさにこんなタイミングで・・!」
ルネは後ろを振り向いたが、誰もいなかった。
「今回は流石に来ないか・・」
「だな・・」
「で、二人ともどうするの?」
ウナガが痺れを切らして尋ねた。
「あの時とは違って、今は一択だぜ。なあリーケル?」
「だな。奴を倒す」
「おうよ」
「・・の前に、ちょっと待っててくれ」
「ん?」
リーケルは二人と離れ、洞窟を少し戻って行った。
どうやら、すぐ近くの袋小路に行ったらしい。
「じゃ~ん!これの事を思い出したんだ」
「そ・・それは・・!」
ルネはリーケルが持っている物を見て、目を見張った。