ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ムサイ三連星⑦

洞窟への入口にたどり着くと、確かに入口の上に芝生が乗っかっている。

それをどけると、今度は蓋があった。

蓋も見せかけみたいな感じで難なくどかす事が出来た。

 

「この蓋、何でこんなに軽いんだ?」

 

ルネが首を傾げた。

 

「多分、ここを下りる時に、中から元に戻せるようにするためじゃないか?」

「なるほどな。開けっ放しだと住民が怖がるもんな。それじゃあ、しっかり芝生もくっつけて元に戻しておくか」

 

リーケル、ウナガ、ルネの順に下に下り、ルネが洞窟内から芝生の付いた蓋を持ち上げて閉めた。

 

前回とは逆に段差を下り、正面にある細い道を一列で進み、以前は野盗のボスがいた大広間を進み地下一階へ。

そしてさらに一本道を進み、一階へとたどり着いた。

 

「ストップ!」

 

一階をしばらく進み、入口が近付いて来た時、リーケルが後ろの二人を小声で止めた。

三人は急いで物陰に隠れた。

 

「どうしたのリーケル?」

 

ウナガも小声で答えた。

 

「入口の前にでかいモンスターがいる」

「何?またオーガか?」

「姿は似てるけど・・。とにかく見てくれ」

 

ウナガとルネが、物陰から覗き込んだ。

 

リーケルが行った通り、でかいモンスターが後ろ向きで洞窟の入口付近に立っている。

そして、左右を交互に見回している。

誰かを探しているようだ。

見た目は確かにオーガと同じだが、武器がスリッジハンマーでは無くて剣(三日月刀)で、さらに盾(スパイクシールド)まで装備している。

あと、兜(フルフェイスか?)も装備しているが、サイズが合っていない。

なのでフルフェイスなのに、頭の天辺付近しか守られていないのだ。

 

ソイツは『オーガバトラー』なのだが、この三人が知る由もない。

 

「オーガの強化版って感じか・・」

「多分、そんな感じだと思う」

「さてと・・。どうするリーケル?」

「前と立場が逆だな。前は俺が『どうするルネ?』って訊いたんだっけ」

「そうだったな。あの時は恐怖を感じてどうしようか悩んでて、そうしたらハリードさんが来たんだったよな?」

「ああ。あの時は本当にびっくりしたよな。何せハリードさんが接近しているのにまるで気づかなかったのだから」

「そうそう。今まさにこんなタイミングで・・!」

 

ルネは後ろを振り向いたが、誰もいなかった。

 

「今回は流石に来ないか・・」

「だな・・」

「で、二人ともどうするの?」

 

ウナガが痺れを切らして尋ねた。

 

「あの時とは違って、今は一択だぜ。なあリーケル?」

「だな。奴を倒す」

「おうよ」

「・・の前に、ちょっと待っててくれ」

「ん?」

 

リーケルは二人と離れ、洞窟を少し戻って行った。

どうやら、すぐ近くの袋小路に行ったらしい。

 

「じゃ~ん!これの事を思い出したんだ」

「そ・・それは・・!」

 

ルネはリーケルが持っている物を見て、目を見張った。

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