ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ムサイ三連星⑧

リーケルが持っていたのは、オーガを倒した時に手に入れた『スリッジハンマー』だった。

オーガを倒した後、重たくて使えなかったので、この近くに隠しておいたのだった。

 

「お・・お前、それ持てるようになったのか?」

「へへへ・・。見ての通りさ。ちょっと重たいけど全然問題ない」

「驚いたな・・。それだけ成長したって事か」

「よっしゃ!」

「とは言っても、それで戦うとなると俊敏に動くのは難しいんじゃ無いのか?奴はパワーがかなり強そうだからな。こっちは攻撃を受けないように注意しないと」

「まあそうだな。うまく奴の注意を分散させる事が出来れば・・」

「注意を分散・・?閃いた!」

「ど・・どうしたんだウナガ?」

「ちょっと閃いた事があってね!もしかしたら昨日言ったみたいに、オイラの特技が戦闘で役に立つかも知れない」

「ウナガの特技って・・、『存在を消す事が出来る能力』か?」

「そうだよルネ」

「おっ!何かやる気だなウナガ?」

「うん!オイラに任せてよ。だから、まずは二人でアイツの注意を引き付けてくれる?」

「よっしゃ!何だか良く分からないけど分かった。行くぞルネ」

「おう!」

 

リーケルとルネは物陰からそっと飛び出した。

 

「それじゃあオイラはっと・・。『フェザーシール』!!」

 

ウナガは羽毛のバリアを張り、モンスターに狙われにくくなる術を使った。

これにより、ウナガの姿が全く見えなくなった。

 

(それじゃあ)

 

(行くぞ!!)

 

ウナガもゆっくりと入口へと向かった。

 

一方、リーケルとルネはかなりオーガバトラーのそばまで来ていた。

そしてお互いの顔を見て頷くと、同時に走った。

 

「エックス攻撃!!」

「な・・何だぁ!?」

 

オーガバトラーが振り返った瞬間、リーケルとルネのエックス攻撃が炸裂した。

 

「ぐわあ!!」

 

オーガバトラーはその場で仰向けに倒れた。

 

「よっしゃ!!畳み掛けるぞ!!」

「おう!!」

 

リーケルとルネが、倒れたオーガバトラーに追撃しようとした時・・。

 

「ナップ!!」

 

と声が聞こえた。

 

「うわっ・・!!」

「な・・何だ?!この術は・・!!」

 

リーケルとルネは必死にもがいた。

 

「う・・ぐう・・」

「ね・・眠って・・た・・・たま・・」

 

だが、その甲斐なく、二人とも眠ってしまった。

 

「大丈夫ですか?バトラー?」

「済まん・・。礼を言うぞエルダー」

 

礼を言いながら、オーガバトラーが起き上がった。

木陰から出てきたのは、クリプトン族の部族長を務める『クリプトエルダー』だった。

 

「やはり、お前に待機していてもらって助かった。オレ一人ではやられていたな」

「いえいえ。それにしても、彼らが犯人・・ですかね?」

「おそらく。ミステリー小説にも、『犯人は犯行現場に戻って来る』と書かれてあったしな。コイツらが仲間達を殺したのだろう。それにしても、どうやって洞窟内から来たんだ?」

「さあ。もしかしたら、すでにランスへの道は出来ていたのかも知れませんね」

「そうかも知れんな」

「では復讐を」

「ああ」

 

オーガバトラーが、眠っている二人の方を見た。

そして、より自分に近い場所で眠っているリーケルに近寄った。

 

「まずはお前からだ!死ねえ!!」

 

オーガバトラーがリーケル目掛けて三日月刀を振りかぶった。

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