ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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ムサイ三連星⑨

「サザンクロス!!」

「な・・何だと!?」

 

どこからかウナガが現れ、オーガバトラーの心臓付近にある、十字状に並ぶ5ヶ所の急所を素早く突いた。

オーガバトラーの心臓付近に、南十字星の傷が出来た。

 

「う・・うぐおおおおおお!!!!!!」

「バトラー!!」

 

クリプトエルダーが慌ててオーガバトラーの元に向かったが、オーガバトラーは仰向けに倒れると、ゆっくりと消えて行った・・。

 

「い・・一体どこから!?」

 

クリプトエルダーはウナガの姿を確認すると、術を詠唱し始めた。

一方、ウナガはリーケルとルネを同時に起こそうとしたが、普通のやり方で二人同時に起こすのは無理と判断し、強引な手を使う事にした。

 

「バードソング!!!!」

 

『コケコッコー!』と、ウナガはニワトリの鳴き声を発した。

実は、今日の朝二人を起こした時も、この術を使ったのだ。

 

「むおっ!!」

 

これにより二人は目を覚まし、クリプトエルダーも驚かせて術の使用を妨害する事に成功した。

 

「あ・・危なかった・・」

「す・・済まんウナガ。助かった」

「二人とも無事で良かったよ」

 

リーケルとルネは起き上がると、ウナガの元に集まった。

三人は陣形『オープンデルタ』(リーケルが後ろ)にして、クリプトエルダーと対峙した。

 

「さあてと・・。よくも眠らせてくれたな。覚悟は出来てんだろうな?!」

「む・・むう・・」

「それにしても、どこかに隠れていたのか・・。モンスターの癖に随分頭が回るな」

「ルネ。モンスターは元人間だぞ?」

「ああ、そうだったな。済まんリーケル」

「そうだったね。だからモンスターなのに、ミステリー小説の事なんて知ってたんだ」

「ミステリー小説?何の話だ?」

「二人が寝てる時に、あのでかいのがそんな事を言ってたんだ。『犯人は犯行現場に戻ってくる』とかって」

「ん?そう言えばアイツの姿が無いけど、まさかウナガが・・?」

「そ。二人の攻撃のダメージもあったおかげで何とか倒したよ」

「やるなあウナガ!あんなに強そうな奴だったのに」

「へへへ!ありがとうリーケル!」

「にしても犯人って?ああそうか・・。オレ達の事か・・。確かに、ここにいたオーガやゴブリン達を倒したのはオレ達だからな。間違っちゃいない」

「そうでしたか・・。やはりあなた達が・・」

「悪いな。お前達に譲れない物があるように、オレ達にも譲れない物がある・・。そう言う事だ」

「とは言え、人間の時の記憶があるって思うと、ちょっとやり辛いが・・」

「あいつらはオレ達を殺そうとした。だから自分達もやられる覚悟を持っているはずだ」

「その通りです」

「それならば何も問題は無いね!行こう二人とも!!」

「よっしゃ!!」

「おうよ!」

 

ウナガを先頭に、ルネとリーケルもクリプトエルダー目掛けて突っ込んだ。

 

(は・・速い!!)

 

クリプトエルダーが驚いたその瞬間に、三人はクリプトエルダーの目の前にいた。

 

「サザンクロス!!」

「スパイラルチャージ!!」

「ハードヒット!!」

「ぐえええええ!!!!」

 

三人の三連携、『サザンスパイラルヒット』がクリプトエルダーに炸裂した。

真ん中がスマッシュなら、『サザンスマッシュヒット』になっていたので残念だ。

 

何はともあれ、無事にクリプトエルダーも倒した。

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