ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
「お待たせしましたネビユさん!」
ガモリーがダッシュでノーラの工房に入って来た。
「あ、お疲れガモリー」
「お疲れさん」
「お疲れ様です」
三人はお互いを労った。
「ネビユさん、怒っていませんか?」
「何で?」
「結構待たせたと思いますから・・」
「えっ?そんなに待った?アタシ、ノーラさんとの話に夢中で全然気づかなかった」
ネビユは舌を出して笑った。
「そう言う事みたいだよ?」
「それなら良かったです」
ガモリーは胸をなでおろした。
「まあ多分仕事だったんでしょ?ガモリーは真面目だからさ。それならしょうがないじゃん」
「ネビユさん・・」
「ガモリー、アタシには遠慮はいらないよ?だってアタシ達、仲間・・ううん。アタシ達、友達でしょ?」
「私なんかが友達で・・本当に良いのでしょうか・・?」
「それはアタシのセリフ。アタシなんかが友達で良いかな?」
「は・・はい!もちろんです!!」
「おっ!言ったなぁ?絶対に後悔するなよ?」
「後悔なんて絶対にしませんっ!!」
二人は笑顔でお互いの手を握りあった。
ノーラはそんな光景を頷きながら見ていた。
「いや~・・。青春だねぇ・・。青春って恋愛の事ばかり取り上げられるけど、友情だってりっぱな青春だよ?」
「そうですね!アタシもそう思います」
「青春って、こんなに楽しい気持ちになれるのですね。知りませんでした」
「はあ?何だそりゃ?」
ガモリーの言葉にノーラが笑った。
それを見て、ガモリーとネビユも笑った。
「それではネビユさん、そろそろ行きましょうか」
「うん!それじゃあノーラさん、これで失礼しますね」
「あ、ちょっと待って!!」
ノーラが二人を止めた。
「どうかしましたかノーラさん?」
「やっぱり私も行きたい」
「えっ?」
「ちょっと待ってて!ケーンに許可もらってくるから!!」
ノーラは階段を下りて行った。
「どう言う事でしょう?」
「さあ・・」
ネビユも良く分かっていないみたいだ。
それからすぐに、ケーンとノーラが階段を上って来た。
「あの・・。どうやらノーラさんがお二人に附いていきたいそうで・・。ご迷惑で無ければ、ぜひ僕からもお願いしたいのですが・・」
「えっ?どうしてですか?」
「ノーラさんは最近運動不足みたいですから。たまには外の空気を吸うべきなのです。ですが、目的も無く外に出るのは嫌みたいで・・」
「そうなんだよ。けど今回はちゃんとした目的があるんだ!私達が作った武器が人の役に立つかどうかを見届けたい。まあ、今回は人気が無い妖刀龍光だけどね」
「そう言う事ですか。どうしますかネビユさん?」
「もちろんOKです。ノーラさんがいてくださると心強いです」
「あはは!そんな風に言われるとは、私の方が光栄だよ。それじゃあ行ってくるね」
「ああ。気を付けて。お二人とも、ノーラさんをよろしくお願いします」
ペコリと頭を下げたケーンに挨拶をし、三人はグレートアーチへと出発した。