ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
三人はネビユの祖父の家(ネビユの家でもある)を出て、南にある『財宝の洞窟』へと向かった。
入口の仕掛けはすでに解かれている状態だ。
「この中ですね」
「うん」
「確かに、禍々しい力を感じますね」
ガモリーが汗をかいた。
「ネビユさん、行けますか?」
「もちろん。そのために来たんだから」
「良いねえ!その調子だよ!!私もやれる事はやるからね」
ノーラはゴールデンバットを持った。
「よろしくお願いしますノーラさん」
「ああ。任せておきな!」
三人は洞窟の中へと入って行った・・。
「いますね」
「うん。いるね」
三人は『一番上の宝には触るな』でおなじみの宝箱の所までやって来た。
そこには前回と同じように、こちらに背を向けている女性がいる。
間違いなく、ネビユの母親だ。
(やっぱり)
(オーラが見えない)
その時、ネビユの母が振り返った。
(前と同じで)
(オーラが見えるようになった)
(アタシを認識したから)
(自分が何者かも認識したって事・・?)
「あの人がネビユさんのお母さんですか?」
「・・うん」
「生きている匂いがしません。間違いなく亡くなっていますね」
「そう・・だよね」
「それでは行きます。お二人は注意を引き付けてください。その隙に私が退魔神剣で浄化します」
「ああ」
「うん」
「それではお願いします!」
まずはネビユとノーラが、ネビユの母に向かって突っ込んだ。
ネビユの母は特に動きを見せない。
(お母さん)
(必ず助けるから!!)
「まずは小手調べだ!骨砕き!!」
「スカルクラッシュ!!」
ノーラとネビユの二連携『骨(スカル)クラッシュ』をお見舞いしようとしたが、二人ともネビユの母の身体をすり抜けてしまった。
「うわぁ・・。本当にすり抜けるんだね・・」
「・・・」
「お二人とも止まらずに、どんどん攻撃してください!!」
「ふ~・・。これは骨が折れるね・・」
「不思議ですね。骨を折る攻撃をしたのはアタシ達の方なのに・・」
「あはは!本当だね」
ノーラは笑いながらも、再びネビユの母に向かって突っ込んだ。
一方、ネビユはその場で待機した。
「エアロビート!!」
「スカイドライブ!!」
今度はノーラがブラインドになり、ネビユの攻撃を見せないようにした。
そうする事で、ネビユの母に攻撃が当たるかも知れないと考えたからだ。
見事なコンビネーションだったが、この攻撃も空振りに終わった。
「ノーラさん!離れてください!!退魔神剣!!」
ネビユの斧がネビユの手元に戻った瞬間を見計らって、ガモリーが退魔神剣を繰り出した。
ネビユの母の体から魂のような物が大量に出て来て、妖刀龍光へと向かった。
「ああああああああ!!!!!!」
「お母さん!!!!」
ネビユの母が絶叫したので、思わずネビユが叫んだ。
次々と魂のような物が妖刀龍光に吸い込まれて行く。
「の・・呪われし・・一族・・」
「お・・お母さん・・?」
「あああああああああ!!!!!!」
再びネビユの母が絶叫した瞬間、退魔神剣が弾かれた。
そして、ネビユの母がその場から姿を消した・・。
「やったのかい?!」
ノーラがガモリーの元に走って来た。