ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑦

「で、ガモリーがやるべき事ってのは、どこでやるんだい?」

「モウゼスです」

「モウゼスか。術士の町だね。私には縁の無い所だ」

 

三人はグレートアーチにたどり着いた。

ピドナに向かう船に乗ったノーラを見送ると、二人はネビユの祖父の元に向かった。

 

「どうしてわざわざじいやの所に?」

「ネビユさんの力をお借りする許可を得ようと思いまして。それに、今回の件の報告もしなくてはいけませんし」

「報告はともかく、許可なんて必要無いよ。最終的に決めるのはアタシなんだからさ」

「一応、念のためです。おじい様に心配させたくありませんから」

「そっか」

 

二人がやって来ると、ネビユの祖父は二人を労った。

 

「お疲れ様です姫様、ガモリー様。いかがでしたか?」

「実は・・」

 

ネビユは一部始終を話した。

ネビユの祖父は残念そうな表情をした。

 

「そうでしたか。ダメでしたか」

「うん」

「それで、ノーラ様はどこに?」

「ノーラさんはピドナに戻って武器を鍛えるんだって。とりあえず、それがうまく行くまでは、この件は保留だね」

「そうですか。それで姫様達はこれからどうするのですか?こちらでお休みになられますか?」

「いえ。私達はモウゼスに向かいます」

「モウゼスに?」

「はい。それで今から行う事にはネビユさんの力が必要不可欠なのです。ですから、町長さまの許可をいただきたいと思いまして」

「許可も何も、ご本人がOKしているのであれば、私から申し上げる事はありません。お気をつけていってらっしゃいませ」

「うん。行ってくるねじいや」

 

と言う訳で、ガモリーとネビユはモウゼスへと向かった。

 

 

 

二人は北にある財宝の洞窟をさらに北に進んだ。

モウゼスにある、モンスターに対する結界を発しているアイテムは『栄光の杖』だ。

栄光の杖は『聖王遺物』の一つだが、何故かモンスターが持っているとの噂が広がり、巷ではそのモンスターが、『ルーンの杖』を『栄光の杖』と呼んで使っていたんじゃないかと噂されていた(ハリードが三日月刀やファルシオンをカムシーンと呼んでいるのと同じ)。

 

モウゼスには夕方にたどり着いた。

モウゼスには疎らにではあるが、明かりが灯っている。

そんな状況を見ると、ネビユが呟いた。

 

「モウゼスか・・」

「どうかしましたか?」

「いやね、ニシコからグレートアーチに行く道から見えたんじゃ無いかなと思ってさ。でも、あの時のアタシは周りを見る余裕なんて無かったから」

「そうでしょうね。それは仕方が無い事です」

「だよね?でももしあの時グレートアーチじゃ無く、モウゼスに行っていたら、アタシの人生は何か変わったのかな?って思ったんだ」

「どうしてモウゼスに?」

「あの時もこのくらいの薄暗い感じだったんだ。って事は、今みたいに明かりが灯ってたと思うんだよね。それって、『闇の中に見えた一寸の光』みたいじゃない?実際、あの時のアタシは闇の中にいた感じだったし」

「光のある方に行ってみたくなる・・ですか?」

「そう!それそれ!!」

「確かにあり得ますね。現に私も・・」

「うん?」

「あ、いえ。何でも無いです」

 

(今一瞬)

 

(ガモリーから)

 

(ものすごい苦しみ?悲しみ?)

 

(を感じたけど・・)

 

(ガモリーにもこんな強い感情があったんだ・・)

 

「ここで一番高い建物と仰っていましたが・・。あれでしょうね」

 

ガモリーは北東にある塔のような建物を指さした。

 

「そこに何かあるの?」

「ええ。依頼人・・とでも言えば良いですかね?」

「ふ~ん。今から行くの?」

「いいえ。流石に今から伺うのはやめた方が良いでしょう。今日は疲れましたので宿でゆっくり休んで、明日朝に伺いましょう」

「そうだね。そうしてくれるとアタシも助かる。さっきの戦いでもうへとヘトヘトで・・」

「そうでしょうね。お疲れ様でした」

「うん、お疲れ様。お互いにね」

 

二人はお互いを労った。

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