ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑨

「はっ!?」

 

ガモリーは目を覚ました。

 

 

い・・今の夢は・・。

 

 

何故今頃になって

 

 

あの時の夢を・・?

 

 

「ガモリー、だ・・大丈夫・・?ひどく・・うなされてた・・けど・・」

 

隣のベッドからネビユの声が聞こえた。

 

 

あ、そうか・・。

 

 

今私はモウゼスにいるのでしたね。

 

 

「ごめんなさい。もしかして起こしてしまいましたか?」

「ううん・・。大・・丈夫・・う・・うう・・」

 

ガモリーはネビユの声を聞いてハッとした。

 

「ネビユさん・・。まさか、泣いているのですか?」

「だって・・!ガモリーの心の中、救いが無さすぎてっ・・!!」

 

ネビユは我慢出来なくなったらしく、思い切り泣き出した。

ガモリーはネビユが泣き止むのを静かに待った。

 

しばらく泣き続けて、ようやくネビユが落ち着いた。

 

「ゴメンねガモリー・・。いきなり泣いたりして」

「いいえ。私なんかのために泣いてくださり、ありがとうございます」

「ううん・・。それにしても・・」

「何ですか?」

「ガモリーの心の中が・・こんなに乱れるなんて思わなかったよ」

「クスクス・・。私もです。おそらくはネビユさんと、『光のある方に行きたい』と言う話をしたからでしょうね」

「そっか・・。そう言えば最後に光が見えたけど、あれの正体は何だったの?」

「ルートヴィッヒ様です」

「ルートヴィッヒ?どこかで聞いた事があるような・・」

「ルートヴィッヒ様はピドナの現国王です。そして、私の命の恩人です」

「命の恩人・・?夢の内容は、実際にガモリーに起きた出来事だったの?」

「はい。寸分違わず」

「そうなんだ・・。ねえガモリー。もし良かったら、その後の事も話してくれない?」

「そうですね。このままですと、まるで私に救いが無かったように誤解されかねませんからね」

 

ガモリーは過去の事をネビユに話し始めた。

 

 

 

私が目を覚ますと、そこはどこかの部屋のベッドでした。

 

「ここは・・?」

「ようやく気が付いたか」

 

声のした方を見ると、私と同い年ぐらいの少年と少女がいました。

入口の扉の前で二人は立っていました。

ちなみに今、言葉を発したのは少年の方でした。

 

「ここはピドナよ。大丈夫?ケガは無い?」

 

少女が私の方に近づきながら言いました。

 

「はい。ケガはありません。それよりもピドナとは?」

「えっ!?ピドナを知らないの?」

「はい」

「姉貴、もしかしてコイツは記憶喪失なんじゃ・・?」

「そうかも知れないわね。あなた、出身はどこ?」

「出身・・?」

 

どこでしたっけ?

 

「済みません。憶えてないです」

「う~ん・・。これは重症かもね」

「・・だな」

「もしかしたら、お腹が空きすぎたせいかも知れません」

「まあ!フフフ!!」

 

少女が愉快そうに笑いました。

続いて、少年も笑いました。

 

「姉貴、こいつはなかなかの図太さみたいだぞ」

「そうね。でも私達にとっては、このぐらいの方が良いかも」

「あの?」

「ああ、ごめんなさいね。私の名はメリア。こっちは弟のイード」

「イードだ。よろしくな。アンタの名前は?」

「名前・・。私の名前・・?」

 

何だっけ?

って一瞬思いました。

 

「おいおい・・。もしかして、自分の名前も忘れたのか?」

「名前以外の事は全て分かりません。名前は確か・・『ガモリー』だったと・・」

「『ガモリー』?変な名前だな」

「そうですか?もしかしたら、少し違うかも知れません」

「はぁ?んー。まあ良いさ。じゃあ俺は、ガモリーが目覚めた事を父上とルートヴィッヒ様に知らせて来るから」

「ええ。お願いね」

 

イードさんはドアを開けて外に出て行きました。

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