ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑫

「おはようガモリー!」

「おはようございます」

 

昨日(正確に言えば今朝)と打って変わって、ネビユが元気に挨拶した。

 

「ネビユさん、元気ですね」

「暗いままでいたって何も良い事無いしね。それに、今はアタシがあなたに協力してもらっている立場だから」

「それは違いますよ。『今』は、私の仕事をあなたに手伝ってもらっている最中なのですから」

「まあ、そうとも言えるか」

 

二人はホテルをチェックアウトし、まずは情報取集する事にした。

 

「何で情報収集なんてするの?」

「その話題についての会話が必要になった時、スムーズに話せるようにするためです」

「なるほど。外交ってそう言う物かもね」

 

情報はすぐに集まった。

ここの住民は話をしたかったのかも知れない。

 

現町長のウンディーネと副町長のボルカノは7~8年ほど前にいきなりモウゼスやって来て、この町を二分したと言う。

その理由は、あの『死者の井戸』の中に眠る『魔王の盾』を手に入れるためだったが、七英雄により、見事にその企みは失敗した。

その後はその能力を買われ、ウンディーネは町長に、ボルカノは副町長になったとの事。

どちらも術の能力はピカイチで、ウンディーネは玄武術、ボルカノは朱鳥術を得意とする。

なお、栄光の杖を死者の井戸に埋葬した件もこの時に聞いた。

 

だが、最近町の人はボルカノの姿を見ていないと言う。

一体どこに行ったのか?

 

そこまで情報を得てから、この町で一番高い建物に向かった。

 

「ごめんください」

 

ガモリーがドアをノックしたが、何も反応が無かった。

 

「変ですね。留守でしょうか?」

「うーん・・」

「どうかしたのですか?」

 

ガモリー達が困っていると、地元民らしき人が尋ねてきた。

 

「あ、モウゼスの町長に用がありまして」

「なら入っても問題ないですよ。ただし、町長がきちんと対応してくれるかどうかは分かりませんがね」

「はあ・・」

 

地元民らしき人が去って行った。

 

「どうするガモリー?」

「行きましょう。あまりゆっくりしてはいられません」

「分かった」

 

二人はドアを開け、建物の中に入って行った。

 

「お邪魔してます」

 

とりあえずガモリーは声をかけた。

が、何も返事は無かった。

 

左に上への階段があり、右には下への階段がある。

 

「何ですかね、この建物・・?」

「どうしたのガモリー?」

「いえ・・。どうもこの建物自体に魔力が使われているようです」

「・・と言うと?」

「普通に進んで、ちゃんと先に進めるのかどうか分かりません」

「何か仕掛けがあるって事?まあ良いじゃない。とりあえず進んでみて、進めなくなったらその時考えれば」

「そうですね。そうしましょう」

「で、どちらに行く?」

「偉い方は上の方にいると相場が決まっています」

「じゃあ左だね。レッツゴー!!」

 

二人は左へ進み、上り階段を上った。

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