ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑭

「そう言えばまだ自己紹介がまだだったわね」

 

歩きながらウンディーネが話し始めた。

 

「まあ、あんな状況だったから、するのを忘れてても無理は無いけれど。ごめんなさいね」

「いいえ」

「私はモウゼスの町長のウンディーネ。よろしくね二人とも」

「はい、よろしくお願いします」

「ガモリーの事はフルブライトからの手紙に書かれてたから分かってるけど、ピドナ軍に属しているのね?」

「はい、そうです」

「女で軍に属していると言う事は、よほど優秀と言う事ね」

「とんでも無い事です」

「ふふ・・。まあ良いわ。それであなたは?」

「アタシはネビユです。グレートアーチの占い師です。よろしくお願いします」

「へえ・・。随分若い占い師なのね。しかも美人と来た」

「えへへへ。それほどでも」

「本当、若いって言うのは羨ましいわよね・・」

「えっ・・」

 

寂しそうな表情をしたウンディーネを見て、ガモリーとネビユは顔を見合わせた。

 

「ここよ」

 

その建物は、中央の島を越えてすぐ左手にあった。

どうやらモウゼスでは二番目に大きい建物らしい。

 

「目立つ建物ですね」

「まあそうね。元々は私の仕事場だった。けど、向こうの方が大きいから町長の仕事場に向いていそうかなと思って移動したの」

「そうでしたか」

「さて、二人とも準備は良い?行くわよ」

「はい」

「いつでもどうぞ」

 

ウンディーネがドアノブに触れると、バチッと来たのですぐに手を離した。

 

「どうかしましたか?」

「結界ね。やはり簡単には入らせてはくれないみたい。でも・・」

 

ウンディーネはすぐに結界を破壊したようだ。

 

「玄武術を教えたのは私だって事、忘れないでほしいわね」

 

そう言ってドアノブを回し、扉を開けた。

ウンディーネに続き、ガモリーとネビユが続いて入った。

 

建物に入ると、正面にカウンターがあり、近くにはテーブルや椅子がある。

まるで、バーのような感じだ。

左には上に向かう階段があり、右には扉がある。

 

ウンディーネが試しに右の扉の方に向かって、扉のドアノブをガチャガチャさせると、すぐに戻って来た。

 

「ダメね。鍵がかかってる」

「魔術的な物では無いと言う事ですか?」

「ええ、そうよ。私がどんな優秀な魔法使いでも、鍵が無ければ通常の鍵を開けるのは不可能よ」

「では左ですね」

「ええ。行きましょう」

 

と言う訳で、三人は左の階段を上った。

 

「あれ?何も無い」

 

ネビユは首を傾げた。

階段を上るとすぐに行き止まりになっているが、紫色の正方形の絨毯が敷いてある所が二ヶ所ある。

 

「その絨毯は『魔法の絨毯』よ」

「えっ?じゃあまさか、これに乗ると別の場所に行くとか?」

「その通り。でも、進む場所は多分、変えられていると思うけど・・」

「とりあえず、ウンディーネさんが知っているルートで行きましょう。それで違っていたら、それから考えると言う事で」

「ええ、分かったわ」

 

ウンディーネはネビユの提案を素直に受け入れ、奥の絨毯に向かった。

 

「同時に乗るわよ?良い?せ~の・・」

 

三人は同時に絨毯に乗った。

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