ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑮

「うわあ・・。魔法の絨毯って、転移装置の事だったのか・・」

 

ネビユが呟いた。

 

「どう言うのだと思ったの?」

「空飛ぶ絨毯かと・・」

「なるほど・・。それはそれで楽しいかもね」

 

ウンディーネがクスクスと笑った。

 

「それにしても・・」

 

ウンディーネが見た方向に、上り階段がある。

 

「ルートは変えていないみたい。予想外ね」

「もしかしたら、ウンディーネさんが来る事を想定していなかったのかも知れませんね」

「そうかしら・・。まあ何にせよ、私が来ている事には気づいているでしょう。入口の結界を破壊したのだから」

「結界が無くなると分かる物なのですか?」

「ええ、もちろん。そこには魔力が存在しているからね。その魔力が消えてしまったのだから、すぐに分かるわ」

「なるほど」

 

ガモリーは納得した。

 

「これが正解の道と言う事は、この上に進めばよろしいでしょうか?」

「ええ、行きましょう。ゴールはすぐそばよ」

 

三人は再び上り階段を上った。

 

「あの角を曲がった所よ」

 

三人が階段を上ると、ウンディーネが呟いた。

 

「角を曲がると右にドアがあって、その部屋の中にボルカノがいるの」

「と言う事は、この壁の向こう側と言う事ですね?」

 

ネビユが右の壁を軽く叩いた。

 

「ええ。そう言う事になるわね」

「この壁を越えるのは無理かなぁ・・」

「諦めなさい。私の弟子と顔を合わせずに行くのは無理よ」

「ですよね・・」

 

ネビユはウンディーネの言う通り諦めた。

 

 

ネビユさん。

 

 

何か聞こえますか?

 

 

と、ガモリーは心の声で尋ねた。

ネビユは少し目を瞑った。

 

(まただ・・)

 

(また変な靄みたいな物が邪魔して・・)

 

ネビユは首を振った。

ガモリーはそれを見て頷いた。

 

「それじゃあ行きましょう」

 

ウンディーネが先導して突き当りまで向かおうとした。

その途中で、角から三人の男が現れた。

男達は最初にウンディーネの姿を確認すると、すぐに目を反らしてそのまま話し始めた。

 

「やはりウンディーネ様でしたか。ここに来ても無駄ですよ?あなたの話は聞きませんし、ボルカノ様も返しません」

「何故なの?何故私の話を聞いてくれないの?何故私と目を合わせないの?」

「別に理由はありません。あなたの顔を見たくないだけです」

 

(ん?)

 

(そう言えばウンディーネさんの話を聞いた時も)

 

(何か引っかかったんだよなぁ・・?)

 

(『顔も見てくれない』)

 

(だったかな?)

 

(その辺が)

 

(この男達を頑なにしている原因じゃ無いかな?)

 

「ウンディーネさん。もっと彼らを挑発するような事を言って頂けませんか?」

 

ネビユは小声で言った。

 

「ええ?どうしてそんな事を?」

「それで何かが分かると思うのです。ですのでお願いします」

 

少し間があった。

それからウンディーネが大きく息を吐いてから言った。

 

「占い師の腕の見せ所って訳ね?分かったわ」

「ありがとうございます」

 

ウンディーネは再び弟子の方をキッと見た。

 

「私の顔を見て話しなさい!あなた達は私の弟子でしょ?どうして私の顔を見て話さないの?」

「う・・うるさい!あなたの顔なんて見たく無いと言ったでしょ!?」

 

(良いぞ良いぞ~!)

 

(怒りで想いが強くなってる)

 

(あともう少しって所か)

 

ネビユはしめしめと思った。

 

「どうしてそんなに反抗的なの?!昔のあなた達はとってもかわいかったのに、何があなた達を変えたの!?」

「あなたにそんな事を言われる筋合いは無い!!大体あなただって・・あなただって・・」

 

(来た!!)

 

ネビユはウンディーネの弟子達の心の中を読む事に全意識を集中させた。

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