ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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紅二点と愉快な仲間達⑰

(落ち着きを取り戻した瞬間)

 

(靄が完全に消えてた)

 

(操った奴のせいだったって事?)

 

ネビユは腕を組んで考えた。

が、次の瞬間に起きた出来事に、思考が中断された。

 

「ボルカノ!」

「ウンディーネ!」

 

二人が抱き合った。

 

(おお~!)

 

(アタシとガモリーが目の前で見てるのに)

 

(何て大胆な!)

 

ネビユは赤面した。

 

「ボルカノ、ごめんなさい。私が優柔不断なせいで・・」

「良いんだ。私も悪かった。君への想いを曖昧にしたばかりに・・」

「私、40過ぎのおばさんよ?それでも良いの?」

「私だってもう30過ぎてる。大して変わらないさ」

「ふふ・・。そうかもね」

「んん・・ん・・!!」

 

ガモリーが咳ばらいをすると、二人は離れた。

 

「ああ、ごめんなさいね。ついうっかり・・」

「大丈夫です。私達は約束を果たしましたので、今度はそちらが約束を果たす番です」

「ええ、そうね。それじゃあ一度仕事場に戻りましょう。フルブライトにも連絡したいし」

「分かりました。それでは私達の自己紹介は、そこに戻る道中にしましょう。それで宜しいですねボルカノさん?」

「ああ、良いだろう」

 

4人はまずは、弟子達が走って行った方向に向かった。

端まで行くと右手にドアがあり、入るとそこには長方形の絨毯があった。

 

「これに乗ると、入口にあった扉の所に行くのですね?」

「ええ、そうよ」

 

と言う訳で、4人は同時に絨毯に乗った。

 

移動すると、正面にドア見えた。

 

「あのドアが入口の右にあったドアですね?」

「ええそうよ。弟子が鍵を開けただろうから、今回は開けられるわね」

 

ウンディーネの行った通り、ドアは簡単に開いた。

そして、近くにあるドアから外に出た。

 

ウンディーネの仕事場に行く途中で、ガモリーとネビユはボルカノに自己紹介した。

ボルカノも軽く自己紹介したが、何とボルカノも、元々はウンディーネの弟子だったらしい。

結局今回の事件は、『ウンディーネの弟子同士の争い』みたいな物だったのだ。

 

「そう言えばあなた達は、まだこの建物の不思議を体験して無かったのよね?」

 

4人がウンディーネの仕事場に入ると言った。

ガモリーとネビユは顔を見合わせた後頷いた。

 

「それじゃあ披露しましょう」

「ああ・・。『あれ』の事か」

「ええ。『それ』の事」

 

ウンディーネとボルカノだけは何かイタズラでもするかのような表情になっている。

 

「何ですかそれ?」

「まあ、附いてきたら分かるわよ」

 

そう言って、ウンディーネとボルカノは入口から右にある下への階段に向かった。

 

「あれ?仕事場は最上階では?」

「ええ。だから、今からその最上階に行くの」

「はあ?」

 

尋ねたネビユはもちろんの事、ガモリーも頭の中が『?』で一杯になった。

だがウンディーネ達の指示に従い、下り階段を下りた。

階段を下りるとすぐにドアがあり、ウンディーネがドアの結界を解除した。

 

「さあ、その目でご覧あそばせ!」

 

ウンディーネにドアを右手で示され、ガモリーとネビユは先にドアを開けて中に入った。

 

「ええええええ!!!!!?????」

「こ・・これは!?」

 

ドアを開けた先は、間違いなくウンディーネがテーブルに突っ伏していた部屋だった。

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