ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX 作:日加利有亮
翌日・・。
「よし。全員集まったな」
オイラ達三人はそれぞれ武器を持ち、シャールさんの元に集まった。
シャールさんが持ってくるように言ったからだ。
ゴンは『ハルベルト』、ミッチは『ブロードソード』、オイラは『レイピア』だ。
これらは全て、シャールさんが調達してくれた武器だ。
「これからお前達には、『魔王殿』の地下へ通じる扉の前に向かってもらう」
「魔王殿の地下に通じる扉の前に?でも、そこにたどり着いた事をどうやって証明したら良いのですか?」
ゴンが尋ねた。
こう言う質問は、年長者であるゴンがするように自然になっていた。
「扉の前に3つ箱が置いてある。その箱にはそれぞれお前達の名前が書かれてあるから、各自、箱はその場で開けてもらって構わない。その後、自分の名前が書かれた箱を持ってくるんだ。それが、そこまで行った事の証明になる」
「分かりました。でも何故武器を持っていくのですか?モンスターはもういないのに」
「確かにな。だが、何が起こるか分からん。世界各地でモンスターが復活したと言う噂もあるしな」
「そうなの?けど、もしそうでも結界がある以上、モンスターがいても入ってこれないと思うけどなぁ」
ミッチが言った。
ミッチはオイラ達三人の中で一番頭が良いので、こう言ったインテリ(?)担当となっている。
ちなみにピドナの結界は『聖王の槍』であり、ノーラさんの工房に大切に保管してあるとの事。
何でも、ツヴァイクの近くに住んでいる天才教授に、聖王の槍を改造してもらったんだとか。
ノーラさんは7年前、世界を救う戦いでミューズ様やシャールさんと共に戦った仲間であり、優秀な武器防具開発者であり、オイラ達の今の家を建ててくれた恩人でもある。
当然、オイラ達三人とも面識がある。
「これはあくまでもモンスターがいる事を想定した訓練だ。魔王殿は暗く、色々な所がボロボロだったり、穴が開いていたりする。そんな所を、モンスターに気づかれないように注意して三人で協力しながら進んでいくんだ。お前達はそう言う探検が好きでは無かったか?」
「大好きです!!」
三人同時に答えた。
その探検のおかげで、オイラ達はミューズ様やシャールさんと出会えたからだ。
「よし!では出発する前に制限時間を設けよう。帰ったらゴンのお別れパーティーもしなくてはならないからな。今から二時間以内に魔王殿の地下への扉の前に行き、そこの前に置いてある箱を持ってここに戻ってくる事。私達はお前達が戻って来るまでにパーティーの準備をしておくからな」
「いってらっしゃい。ごちそうを作って待ってるわね」
「はい!!」
シャールさんとミューズ様に見送られて、オイラ達は魔王殿に出発した。